お小遣いを貯めて買ったCDに入っていたプレゼント応募はがき
洋楽ハードロックにのめり込んでいた高校時代、1枚のCDを購入しました。
当時、地方では少なかった洋楽リクエスト番組で紹介され、気に入っていたバンドで、購入したのがこれです。

イン・ゴッド・ウィ・トラスト (生産限定盤)
ストライパー「In God We Trust」
どれだけの人が知っているかは分かりませんが、1980年代のLAメタルブームのバンドの1つで、「Bon Joviの弟分バンド」なんて呼ばれていた記憶があります。
一方でクリスチャンメタルバンドなどとも言われていました。
高音のハイトーンボイスが綺麗で、キャッチーな曲調も相まって日本でも売れていたと思います。
調べてみると近年、再結成して活動も行っているようです。
そのCDに添付されていたハガキか応募券(忘れてしまいましたが)に作品の感想、ご要望を書く欄があったと思いますが、そこにびっしりと記入し送っていたのです。
応募したことも忘れるくらいの月日が経過
当時から「懸賞」には当たったこともなく、それほど頻繁に応募していた訳ではなかったので、いつの間にか懸賞のことすら忘れていました。
実際、この懸賞の商品が何だったかも全て忘れてしまってます。
景気が良かったころですから、このバンドのギタリストが使っていたギターの市販モデルだったかもしれません。
ある日、学校から帰ると小さな封書が
学校から帰ると母親から届いた封書を手渡されました。
母親からしたら「何か怪しいものでも通販で購入したのでは?」とでも考えたのでしょう。
開封されて中身をしっかりとチェックされていました。
しかも差出人はレコード会社です。
私も封書を見てもピンと来ず、自分でも怪しいなと思ったほどです。
中に入っていたものは、1本のカセットテープ

すでに開封された封筒の中身を覗くと、中にはプチプチに包まれたカセットテープと手紙が入っていました。
そういえば、CDに同封されていた応募はがきの感想欄にギッシリと細かい文字で記入したのを思い出しました。
手紙には「感想とご要望」を記入したことに対するお礼と、同封したカセットテープの説明でした。
読み進んでいくと、つまり、「ストライパーの新作(次回作)に収録予定のデモテープ」だったのです。
このデモテープの感想を聞かせて欲しいということでした。
「この感想は音楽雑誌などで使用されることがあります」とも書かれていました。
もう音楽評論家にでもなった気持ちで、感想も書く気満々です。

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早速カセットデッキへ
後で知ったのですが、このテープに収録されていた曲は「シャイニング・スター」アース・ウインド・アンド・ファイアーのカバー曲でした。
このテープに収められていたのはこの1曲のみでした。
何度も何度も聴き、細部まで聴き込みます。
もうほんとに1音も聞き漏らさないように・・・
実際の感想は?
最初に聞いた時の感想は「随分と雰囲気が変わったな」と。
ポップな感じがグッと抑えられ、骨太なロックバンドに変わろうとしているのが分かりました。
ポップな感じが強すぎた前作は、とっつきやすいものの飽きるのも早いのではないかと感じていました。
しかし持ち味のハイトーンのシャウト、コーラスワークなど前作同様に冴えており、新たに幅を広げているといった感想を書いた覚えがあります。
もちろん、前回同様に感じた通りギッシリと感想を書きました。

その後は・・・
デモテープの感想返送期限が近かったため慌てて感想を送ったのですが、しばらく連絡はありませんでした。
私も受験があったり、引越しなどでバタバタしましたが、何度か感想を送った記憶があります。
その後この感想がきっかけで執筆などの仕事を頂けたり、自分のデモテープのやり取りや、レコーディングの経験も出来ました。
どこでどういう人と繋がるか分からないものです。
これも後ほど知ったのですが、5枚目のアルバム「Against The Law」が発売された後、レコード会社が倒産したようです。
その後、別のレコード会社と契約するのですが、ボーカルのマイケル・スウィートがソロ活動のため脱退するなど空中分解してしまいます。
近年の活動・・・
近年の再結成ライブなどを見ると、円熟味は増したものの、勢いがなくなったように感じます。(ボーカルのハイトーンもかなりキツそう)
Bon joviにしてもボーカルのジョンの声はハイトーンが出なくなっていますし、ギターのリッチー・サンボラが抜けたのも残念ながら「別物」の感じがします。
「もし・・・」が存在するなら、レコード会社の移籍問題などゴタゴタがなかったら・・・としてもストライパーと言うバンドの更なる成功は難しいのではと思います。
当時はテクニカルなギタリストやスーパーグループによる話題性が重要になっていく時代でした。
が、その中で今でも生き残っていけるのは、オリジナリティとプロモーション戦略がうまく時代に乗ることができるかだと思います。
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