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知っているようで知らない、デジベル(dB)とは

マイクロフォン 音楽活動、音楽理論、作曲、奏法
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デジベルは電圧、電流、電力、音量などの大きさを比較する為、対数logを使って表した比率の単位のことです。

音楽をやっていると必ず登場するdB=デジベルですが、これは人間の耳の構造と関係の深い大きな理由があります。

それほど小難しいことではありません。2.3分で読み流してください。

人間の耳

人間の耳というのは、非常に小さな音からとてつもなく大きな音まで聞く、聞き分ける能力を持っています。

例えばライブ会場などで最小の音量と最大の音量とでは100万倍の差があると言われています。

また楽器の音をアンプを通して音を出す場合でも何万倍もの音を簡単に出すこともできます。

とはいうものの、これはあくまでも物理的な数値であり、人間の感覚はこの数値とはずいぶんとかけ離れたものとなります。

例えばある音の数値が10倍になった時の変化と、10倍の音が100倍になった時の変化は、共に同じように聞こえてしまいます。

これは対数=logの世界ですね。
高校時代に関数で習った方も多いのではないでしょうか?

音の世界ではこれが役に立ちます。

これを用いると莫大な桁数を扱う必要がなくなります。

ここで本題のdB(デジベル)

アンプ写真

このdB(デジベル)というのは比を表すものです。

ある値に対し、もう一つの値が何倍であるか示したものです。

音圧では倍率を常用対数で表したものを20倍します。

例えば2倍ならば20×log2=6dBとなります。

ここでは難しい式を覚える必要はなく、代表的な値を頭に入れておけばいいと思います。

代表的な数値

  • 1倍=0dB
  • 2倍=6dB
  • 3倍=10dB
  • 5倍=14dB
  • 10倍=20dB

これだけ覚えておけば後は応用で何とかなります。
例えば6倍なら、6=2×3なので2倍の6dBと3倍の10dBを足して16dB。

15倍なら、15=3×5で3倍の10dBと5倍の14dBを足して24dBということになります。

また-(マイナス)の場合も1/2の場合は-6dB
1/3の場合は-10dBとなります。

数値だけでは実感が湧かないと思いますので、ミキサーなどを操作して音の変化を感じ取ってみてください。

こうして使っていくうちにdBの数値が身につくと思います。

音楽をする上で必ず出てくるdB(デジベル)。

別に知らなくても何とかなるのですが、逆に言えば理解してるだけでもエンジニアとの会話がスムーズになるということです。

頭の隅にでも入れてもらえれば、ライバルに1歩も2歩も差が付けられるかも。知ってても損はない知識ではないでしょうか?

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