今や日常生活の中で携帯電話はなくてはならないアイテムになりました。
単なる電話機能からインターネットの接続、通信へ、更にはキャッシュレス化の端末として財布の役割も持つようになり、各種ポイントやマイナンバー、銀行口座へのアクセスなどここ数年で驚くほど進化しました。
それだけ現代人の生活の中で切っても切れない存在となった携帯電話ですが、あまりにも携帯電話の料金が高く、料金体系が不透明で分かりづらくなっています。
- 基本料金
- 通信料金
- 通話料金
- 本体(端末)代金
ここに割引が入ってくるのですが、非常にややこしくなってしまいます。
これに2年縛りという契約のために自分で契約の見直しや更新月の確認などを行わなければならず、まさに「落とし穴」の状態でした。
総務省が行った電気通信事業法という携帯電話会社の為の法律を変えることによって
- 2年縛りをなくす(違約金が高額)
- 携帯電話料金を4割値下げ、分離プランにする
この2つが目的のはずでしたが、実際は携帯電話料金が安くなったという人は周りには居ません。
私もかなり高くなると知ったため安くなる方法を調べました。
ソフトバンクで24か月iPhoneを3台使用しました。
我が家ではiPhone8を3台、23か月間使用していましたのでソフトバンクショップへ相談に行きました。
何故か自宅から近いショップは近所の評判が良くなかったのですが、相談だけならと予約を入れました。
店員さんは4人もいるのに実際にお客に応対しているのは1人だけで「???」な状態でした。
予約時間になって席に通されたのですが応対する人が長引いているとのことで待たされることに。
疲れ果てているのか、覇気のない担当者が現れますが、お詫びの言葉もなしに契約者の本人確認をしたのち、相談内容を説明すると
「来月更新月ですが今の金額より安くなることはありません。高くなりますよ」「当店でご案内できるのはワイモバイルへMNP転出という方法でも今の金額より高くなりますが、一番安い方法です」
と言われ、ワイモバイルへ乗り換えることを決めました。
言われるがまま、今までのiPhone8を3台そのまま使用し、SIMを交換して使用することにしました。
その時に言われたのは「MNP転出手数料/番号移行手数料」が¥3000(税別)×台数分(3台)かかると言われました。
ワイモバイルに乗り換え、後日ソフトバンクからの請求をみて愕然
何とかワイモバイルに3台移行することが出来ましたが、メールの設定などうまくいかず、ヤフーメールのアドレス帳が飛んでしまう以外は何とか移行が済みましたが、さらに追い打ちをかけるような事態に見舞われました。
ある日ソフトバンクからの「利用料金のお知らせ」が届きましたが2度見どころではなく10回ほど見直しました。
iPhone8を3台の契約内容は
通話定額ライト 3200円
割引 スマ放題 -1500円
データ定額 5G 5000円
おうち割光セット -1410円
ウェブ使用料 300円
月月割 -2973円
子育て支援クラブ -1167円(変動有)
下取り(前機種) -450円
端末代(分割支払金) 1410円
合計 1台 2410円×3=7230円(税別)
*Wi-Fiスポットやテザリングオプションはプラスマイナス0になりますので割愛しています。
これに消費税やユニバーサルサービス料が加算されますので3台合計で毎月8千円程度で、あとは有料アプリの月額利用料などが加算されます。
今回満額請求が来た金額は
通話定額ライト 3200円
データ定額 5G 5000円
ウェブ使用料 300円
端末代(分割支払金) 1410円 (24回目で最終)
MNP転出手数料 3000円
1台当たり12910円で3台合計42180円!
慌ててカスタマーサポートを探しますが、これまた分かりにくく、「利用料金のお知らせ」に記載されている「ソフトバンクカスタマーサポート」のアドレスにアクセスするもすんなりとオペレーターに繋がるわけもなく迷路状態です。
恐らくこの辺りも「わざと」なのか分かりませんが悪意を感じます。
前もって確認していたはずなのに「満額請求」に気付かなかった!
ソフトバンクショップにて乗り換えの費用や月々の支払金額にばかり気が行ってしまい、解約時のことを確認しなかったのが原因です。
しかし、店舗の店員さんも知らせてくれてもいいと思うのですが・・・
実はこの相談の時に見積もりの裏に店員さんの手書きでMNP転出の手数料や月々の支払と手続き手順などを書いてもらっていたのですが、そこにも「満額請求」の記載はなく、もちろん説明もなかったのです。
カスタマーセンターもお手の物
やっと見つけたカスタマーサポートでオペレーターに直接事情を説明するも、説明がなかったことに「申し訳ございませんと謝ることしかできません」と半ばバカにしたような言動と、芝居くさい泣きそうな声と溜息が続くばかりで話になりません。
声を荒げまいと落ち着いて話をしていたのですが、結局は「皆さんに解約時は払っていただいている」「請求した通り払え」しか答えはなく、余計にヒートアップしそうだったので5分ほどで諦めました。
ここで思ったのですが、「苦情受付のオペレーターの方は精神的に強くないとできない仕事」で、自分なら一日中苦情を聞いていたら精神的におかしくなってしまいそうで、変に感心してしまいました。
ただ、あの感じでは上司に報告がなされているかは期待できそうにありません。
今後の対策
乗り換えや機種変更後の手数料と支払金額だけでなく、解約時の請求金額を確認し、少しでも回避できる方法を考えるべきでした。
次回も失敗しないために高い授業料を払ったと思って次に活かそうと思います。
総務省の「携帯電話の料金を4割下げる」「2年縛りと高額な違約金」にばかり気が行ってしまい、詰めが甘かったのが原因です。