ミックスダウンとマスタリング
![レコーディングルーム](https://bk-sheep-guitar.com/wp-content/uploads/2020/03/music-1290088_640.jpg)
ミックスダウンはトラックダウンとも言い、MTR(マルチトラックレコーダー)に録音した複数のトラックを左右2つのトラックにまとめる作業のことです。
主に各トラックの音色やエフェクト、音量のバランスを整える作業ですが、それだけでなく不要な音を消したり、パートを前後するなど構成を変える作業も含まれます。
重要なのは音量のバランス
![マイク](https://bk-sheep-guitar.com/wp-content/uploads/2019/08/microphone-626618_640-e1572274816835.jpg)
ベース音を大きめにするとギターの低域が足りなく感じることがある。
ここでギターの低音をブーストしてしまうと、低域のキャパオーバー気味になるため、今度はバスドラムなどの低域が物足りなくなり、泥沼状態に陥ることがあります。
イコライザーやエフェクトを使いたくなるのですが、一度全パートをフラットにし、ヴォーカル、ドラム、ギター、ベース、キーボードの順に少しずつ音量を落としていくというところからスタートするのがいいでしょう。
この時、耳の感覚だけでなくメーターを確認しながらバランスを取っていくと良いでしょう。
左右の定位
![カセットテープ](https://bk-sheep-guitar.com/wp-content/uploads/2020/07/cassette-3468310_640.jpg)
これが正解というのはないのですが、代表的なパートの配置は図を見て参考にして下さい。
リズムギターやハイハットなど片方に寄せて定位させると分離が良くなり、実際のレベル以上に大きく聴こえるようになります。
しかし、ここで片方に寄せたパートの音量を下げてしまうと、当然極端に小さくなってしまうので注意が必要です。
作業中に1つのパートに集中して聴くとその後はサウンド全体の音やスピーカーの向きを変えてみたり、モノラルでバランスのチェックをする事も忘れずに。