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マイケル・シェンカー・グループ25周年ジャパンツアー2006

ライブ会場 ギタリスト、ミュージシャン
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ギター画像
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「神」と呼ばれるギターリスト

いつごろから「神」と呼ばれるようになったか分かりませんが、マイケル・シェンカーのギターは、よく聴きました。
初めはMSG(マッコリー・シェンカー・グループ)、マイケル・シェンカー・グループを聴き、そのうち初期のUFO、スコーピオンズまで聴き込みました。

さすがにフライングVは購入したことはありませんが、サウンド、テクニックなどはかなり参考にしました。

初期の頃は、レスポールを使用していたとされ、スコーピオンズに在籍中、ギターの弦が切れ、兄ルドルフの使っていたギターに持ち替えたことがきっかけとか。

ちなみに兄のルドルフはギブソンのフライングVコレクターで歴代のフライングVを所有しているとのこと。


一方マイケルの方はコレクションするほどではなく、Vシェイプであればフィーリングが合ったものを使っているようです。

時にはギターテクニシャンのフライングVをメインにしていた時期があったり、
アルバムジャケットの写真では自分のフライングVをメルセデスの窓ガラスに叩きつけ、ギターが折れてしまっている写真が残されていたりと過激なことでも有名です。


フライングVのネックやヘッドは何度も折れているようです。


それが原因なのかどうかは分かりませんが、あれだけ長らくギブソンのフライングVを使っているにも関わらず、エンドース契約はDEAN社が初めてだったそうで、今回はこのマイケル・シェンカー・シグネチャー・モデルを紹介したいと思います。

つまり、ギブソンのフライングV時代は自ら購入していたということで、あのカラーリングも購入後に手を加えた(リフィニッシュ)ことになります。

マイケル・シェンカーのギターは3本

① DEAN製シグネチャーモデル、Michael Schenker Limited Edition 1号機で実際はサブで活躍しているギターです。

弦高は低くセットされ、ブラックボビンのハムバッカーが2本着いたモデルです。

②DEAN製シグネチャーモデル、Michael Schenker Limited Editionで1号機と同様のスペックですが、ピックアップがゼブラタイプの物が使用されています。

これは、見た目を考えてのことで、ボビンの色を変えただけだということです。
このピックアップはすべてDiMarzio製という噂で製作に当たっては、マイケル・シェンカー本人と口頭でやり取りして製作された物らしい。


このギターもかなり弦高は低い設定です。
ペグはクルーソンタイプを使用しており、
弦はボディ裏から通すタイプで、V型の金属プレートが目を惹く仕様は2本共に同じです。


③もう1本はDEAN Schenker Brothers Vと名付けられた見た目にも目を惹く限定モデルです。

2007年頃に限定発売していたモデルで売り切れとなっているようですが、ボディのフレイムメイプルはヘッドにも同様のフレイムが使用されたマッチングヘッド仕様でボディ側にはマイケル・ルドルフ、シェンカー兄弟の顔がファイヤーパターンの図柄と共に描かれています。

フィンガーボードにSchenkerとインレイが入っており、非常に手の込んだ作りです。
金属パーツはゴールドで、ピックアップはカバードタイプが使われています。お値段は税抜きで、95万円だそうです。

ギター画像
このようなモデルも発売されています

アンプとエフェクター

アンプはマーシャルJCM-800 2205 (50W)が2台で、メインとサブのアンプヘッドを持ってきているようです。
キャビネットは4台でこちらはレンタルだそうです。

パワー部の真空管は、メインアンプがマーシャル純正のEL34管で、サブアンプにはSOVTEK製のEL34管が使われています。

メインアンプにはそれぞれセッティングが記入されています。

ギター画像

マイケルのメインアンプ、JCM-800 2205 注目のセッティング

MASTER
 PRESENCE・・・7
 VOLUME・・・・1.5
 REVERB ・・・・3.5
BOOST
 BASE・・・・・・10
 MIDDLE ・・・・・6
 TREBLE ・・・・・1
 VOLUME・・・・・7.5
 GAIN ・・・・・・10
NORMAL
 BASS ・・・・・・10
 TREBLE ・・・・・10
 VOLUME ・・・・・8

基本的にはマーシャルのみで音を作っているようで、エフェクターは、やはりシンプルです。

足元のエフェクター

マーシャルアンプの切り替えスイッチ、TECH21 Killer Wail、BOSS DD-3、BOSS CE-5 Chorus Ensemble、BOSS TU-2だけです。


DD-3のセッティングはE.LEVELが9時半の位置、F.BACKは10時、D.TIME9時50分、MODE:L.800msに設定、


CE-5のセッティングは、すべてのツマミがほぼ12時に設定、E.LEVELのみ若干1時寄り、12時15分といったところでしょうか。


歪みはアンプで作り、ギターからワウペダルを通ってアンプに繋ぎ、空間系とチューナーはアンプのセンド/リターンに繋いでいるようです。

また、ここで使われているシールドはレンタルだと言うことが意外で、シールドにはあまりこだわりはないようです。

最後に

現在でのセッティングもあまり変わりはないようですが、エフェクターはセンド/リターンは使用せず、WAHなどと直接つなぐようになっていますので、2006年頃と、現在の音の違いを比べてみるのも面白いかもしれません。

現在のマイケルシェンカーシグネチャーモデルにはピックアップはDEAN製のシグネーチャーモデル 「Lights Out」が取り付けられているようです。

また、彼の耳の良さは有名で、アンプヘッドもマーシャル50W (2205)というアンプにこだわっています。

この100Wタイプ(2210)と合わせても150台ほどの生産ということもあり、今や大変貴重なモデルのため、アンプヘッドはこのモデルを持ち込んでいるようです。

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