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ギターアンプに欠かせない真空管とモデリングアンプの評判 

ジャック アンプ・エフェクター・機材
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真空管ギターアンプ  いつの時代も定番アンプ

エレキギターが登場すると同時にギターアンプも開発されました。

もちろんこの頃は真空管(チューブ)全盛期でそれ以外の方式は恐らく無かったと思われます。

1930〜1950年代はギターアンプと言えばコンボ・タイプが殆どで、フェンダー、ギブソン、アンペッグやシルバートーンと言ったブランドから数多く発売されています。

その中でもフェンダー・ツイードチャンプや’59ベースマンなどは名器として人気が高く、ヴィンテージのオリジナルは高値が付いているものもあります。

1950年代にはソリッド・ボディのギターが登場するとギターがメインとなるブルースやロックンロールが持てはやされるようになります。

大きな会場では、当時はまだ非力だったPAシステムでは音量が間に合わず、ギターアンプもパワーアンプの出力だけでなく、スピーカー・ユニットも増やすことになります。

1960年代になると、マーシャルの3段スタックが登場することになります。


またライブハウスなどではコンボ・アンプが主流であり、フェンダー・ツイン・リバーブやVOX AC30などが活躍します。

これは70年代に入りPAシステムが進化したことや、コンボ・アンプでもハイクオリティなサウンドやハイパワーモデルが登場したことで現在でも人気となっています。

コンボとセパレートタイプ

スタインバーガー

ギターアンプは基本的にプリアンプ、パワーアンプ、スピーカーから構成されていますが、全てを1つにまとめたものをコンボアンプといいます。

プリアンプとパワーアンプをまとめてアンプヘッド、スピーカーは別のキャビネットに収めたものをスピーカーキャビネット、合わせてセパレートタイプスタックと呼びます。


シングルスタックはアンプヘッドとスピーカーキャビネットが一台づつ、フルスタックはアンプヘッド一台につき、スピーカーキャビネットは二段で、合計三段積みのことを指します。

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選択する基準は?

使用目的にもよりますが、大きな会場での使用であればセパレートタイプがいいと思いますが、コンボタイプでもハイパワーなモデルやスピーカーキャビネットへの出力端子があるモデルもありますので、選択の幅が広がっています。

また、機能性や方式による選択肢もあります。

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真空管、ソリッド、モデリング?

もともとアンプにはボリュームが1つしかなくクリーンなサウンドが目的でしたが、当時パワーが無かったこともありチューブ・アンプを無理矢理ボリュームを上げてみたところ、偶然発生したオーバードライブ・サウンドがカッコイイと評価されたことから歪みにも注目されるようになりました。

真空管アンプがギターアンプの代表的な方式でエレキギターの音を作り上げてきたのは紛れも無い事実ですが、それは真空管特有の暖かみのある、また伸びやかで煌びやかな、などと表現される歪みとクリーン・トーンが主体となっていました。

ローランド、ジャズコーラスJC-120のように40年以上経過した今でも支持され、生産も続いているソリッドステートのモデルもあります。

ソリッドステートとは真空管の代わりにトランジスタが使用されています。

1970年代に世界中に広まり、一時は真空管などの生産が減ってしまい、このまま無くなるのでは?
と危惧されていましたが、中国や旧共産圏から安価な製品が増えることにより、現在では手頃な価格のチューブアンプが増えています。

ソリッドステートは音創りをエフェクター主体で行う場合、アンプはクリーンなサウンドの方が都合が良く、真空管の特性とは全く違う考えで作り上げられたモデルです。

実際、BOSSのエフェクターはこのJC-120アンプを通して開発されていると言うことで、相性も良いのです

また、耐久性、安定性にも定評があります。

モデリング、アンプシミュレーター

デジタル技術の向上により、かつての名器のアンプ音をシミュレートしたタイプが増えてきています。

まだまだ歴史の浅いデジタル技術ですが、技術開発のスピードが速いため、新製品を試すと、粗探しをしてしまいたくなる様な再現度の高いモデルが出てきています。

デジタル技術でコンパクトに、複数のモデルのアンプ特性が味わえるのはかなり魅力的ですし、何しろ安定したパフォーマンスが最大の魅力といっていいのではないでしょうか?

私が以前所有していた、1973年製のマーシャル、50Wはベストな条件ですと、いつまでも弾きたくなる最高の音を出してくれるのですが、1か所でもバランスが悪いと別物のようなサウンドになり、扱いには苦労しました。


現在発売されているモデリングアンプでもかなりいい音質で、安定しているとなるとコンパクトなライブなら使ってみたくなります。

ある程度大きな出力でオーバードライブさせてマイクで拾って・・・という作業は過去のもので、モデリングアンプで好みのアンプサウンドを選択し、PAスピーカーやラインに接続でノイズも劣化も心配しなくていい時代になってきました。

アナログなのは演奏のみ。

ブティックアンプ

このように長い間ギターアンプの代表格であるチューブ・アンプの構造はシンプルな為、詳しく研究してきたエンジニアやリペアマンによる、新たな解釈によって製品作りを行うようになる。

こうしてブティック・アンプが誕生します。

彼等はヴィンテージ・アンプの良さをコピーするだけでなく、新たな機能や安定性、ヴィンテージの良さを派生させるなどよりマニアックな製品もあり、既存品で満足出来なかった人には選択肢が広がる訳です。

スピーカーとキャビネット

使用されているスピーカー・サイズも様々ですが、一般的にスタック・タイプであれば、12インチ(30cm)が多く使われており、コンボ・タイプでも、12インチか10インチ(25cm)が多く使われています。

マーシャルではセレッションブランドの物が有名ですし、フェンダーの50〜60年代に使われていたジェンセンも有名です。

その他にはエミネンスなどもよく見かけるブランドです。

スピーカーを交換すると音も変わりますので、試す人も多いようですが、インピーダンスなど注意が必要です。

アンプ画像

スタックタイプのキャビネットは密閉型が多いのですが、
コンボタイプになると後面開放型が多くなります。

これはアンプ部分の放熱効果のためと、低音を解放することにより、中高域が効率良く鳴るようにという設計です。

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