デジタルディレイの理屈が分かれば使い方も簡単!

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アナログディレイとの違い

アナログ・ディレイ遅延素子によって生まれる(バケツリレーのような)状態を指すのですが、音質の劣化は避けられず使いこなすのは慣れやコツが必要でした。

これに対しデジタル・ディレイは入力されたアナログ信号はA/Dコンバータでデジタル信号に変換し、メモリーに保存。

一定時間後にまたA/Dコンバータでアナログ信号に戻して出力。

このメモリー保存の時間だけディレイ効果が得られ、音質劣化も最小限となる。

もっと細かく見て行くと、量子化標本化というものがあり、量子化はどのくらい細かくという要素で、ビット数で表される。

標本化はどのくらいの頻度で、サンプリングをするかというもので、サンプリングレート、サンプリング周波数で表される。

例えばCDでは16ビットで44.1KHzのサンプリングレートとなっており、
16ビットの解像度で44100分の1秒の細かさで計測していると言い換えることができます。

ハイレゾと言われる音源などは24ビットの192KHzという数値です。

このように数値が大きくなればより細かな設定ができるのですが機器の処理能力や容量の問題も発生します。(データ量が膨大になり重くなる)

この辺りはデジタル機器の領域になりますのでこれ以上の解説はしませんが、デジタルではそれだけ細かな設定ができるというくらいの認識でいいとおもいます。

デジタルディレイの登場 Lexicon Prime Time &Roland SDE-2000 &BOSS DD-2

1970年代後半に量産されたレキシコン製プライムタイムがディレイディレイの元祖です。

まだまだ高価でスタジオ機器として発売されていたのですが、リー・リトナーやジェイ・グレイドンなど売れっ子スタジオミュージシャンは個人で所有していたことで有名です。

その後1981年にローランド製のSDE-2000が発売され、10数万円という価格でありながらそれまでのモデルから比べればかなり身近な存在となり、画期的でした。
このモデル辺りから一般的に流通し始めたのです。

また1983年にはBOSS ブランドでコンパクトエフェクタータイプのデジタルディレイ、DD-2が発売され、当時のコンパクトエフェクターとしては高価な29800円にも関わらずヒット商品となりました。

電池駆動も可能ですが消費電力が大きく、2時間程度しかもたないので、電源が必須だったと記憶してます。

今でも人気のため中古価格が高騰しているようです。

初期のデジタルディレイとの違い

初期のモデルはバッファーアンプ回路、➡A/Dコンバータ、➡D/Aコンバータ、➡バッファーアンプ回路を通ることにより徐々に劣化は起きていたのですがアナログのそれとは比べ物にならない程度でした。

その後より改良されたDSPなどの演算装置により音質劣化も極僅かとなっています。

また、アナログの人気が高いことから初期のテープ・エコーやアナログ・ディレイのシミュレーションができるモデルも多く発売されています。

デジタルディレイの使い方

エコー(山びこ)の様な残響効果を得るのに使用するのですが、
注意するのは、曲に応じてどの程度繰り返すのが効果的か?

またダイレクト音とのレベルバランスは適当か?という点です。

ディレイタイムが長い時はフィードバックは少なめでレベルも小さめに。

逆に短めの時にはフィードバックは多めでも邪魔にならず、レベルも多少大きくても良い。

レコーディングなどで使われる手法では、20ミリ秒など非常に短いディレイタイムで音を左右に振り分けるとコーラスの様な空間の広がりが得られ、音に立体感が出るので試してみると新しい発見があると思います。

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