PR
スポンサーリンク

ボーカルマイクの選び方 仕組みと種類、内部構造を把握して自分に合った機材選び

マイクロフォン アンプ・エフェクター・機材
スポンサーリンク
スポンサーリンク
マイク

自宅でのデモ作成やレコーディング、ライブハウス、レコーディングスタジオで使用するマイクですが、

ボーカリストにとってマイクは楽器でもあるので、常設のものを何となく使っている場合も多いかと思いますが、

この記事を読んで拘ってみるのも良いかもしれません。

スポンサーリンク

ライブ向けのマイク

マイク

ライブハウスにはマイクが常設されている為「マイマイク」を使用する人は一部の人のように思うかもせれませんが、

様々なサウンドキャラクターがあるので、自分の声に合う、合わないがあるため、試してみましょう。

また色んな人が使ってきたマイクは実際に口に近づけて使うものの為、あまり気持ちの良いものではないです。

代表的なマイクと言えば「SHURE SM-58」と「SENNHEISER e945」などのダイナミック型ハンドヘルドマイクです。

プロにも愛用者が多く、品質にも定評があります。

また愛称「ガイコツマイク」でお馴染みの「SHURE 55SH SERIESⅡ」などもボーカルマイクとしてはよく見るタイプです。見た目も個性的で注目を集めます。

またダイナミックマイクだけでなくコンデンサーマイクを選ぶ手もあります。

一昔前などは緻密な構造の為、強度の問題もありレコーディング用と思われていたこともありましたが、ライブでも使える耐久性のモデルも各社から発売されています。

また楽器を弾きながら歌う場合やダンスなどステージパフォーマンスを取り入れる場合、ヘッドセットタイプを選ぶこともあると思います。

これも各社から発売されているので合うものを試してみましょう。

ハウリングの問題

ライブでの問題としてはハウリングの問題が一番だと思います。

ハウリングとはスピーカーから「ピー」「キーン」などのノイズが出る現象でこの耳障りなノイズは一度や二度は聞いたことがあると思います。

この問題の原因は単純です。

マイクを通して増幅した声をスピーカーやモニター(スピーカー)から出力されるが、この音をマイクが拾うことによてさらに増幅し・・・といったことの繰り返しによって起こる現象です。

一部、ハウリングが起こる周波数をイコライザーでカットする方法もありますが、
音のバランスが崩れてしまうためハウリング対策をする方が良いと思います。

マイクの位置を変えてみる。

一番多い原因がこれです。カラオケボックスなどでも経験のある人も多いかと思います。

例えばマイクを持ったまま下に向けるとステージ上の演奏者用のモニタースピーカーに近づけてしまいハウリングさせてしまうこともあるため、

こういったスピーカーやモニターの位置と向きを確認しておくと予防になります。

マイクの持ち方を工夫してみる。

マイクをモニターなどに近づけていないのにハウリングする場合、マイクのグリル(ヘッド)部分を手で覆うことでハウリングが収まらない状態になることもあります。

これはボーカルマイクの多くは単一指向性のものが多いため構造上、空気口を塞いでしまうと全ての方向からの音に敏感に反応してしまう無指向性に変化するので注意したいところです。

声が小さい場合。

上記のマイクの位置、方向、マイクのグリルを覆っていないにもかかわらずハウリングする場合、声量不足が考えられます。


理由はこういうことです。

声が小さいとPAミキサー側で増幅率(分かり易く言えばボリュームを上げる)を上げて他の楽器とのバランスを取ろうとするとマイクの感度が上がりハウリングが起こりやすくなるのです。

この場合はボーカルの声量を上げるのが一番ですが、ステージ上のモニタースピーカーを止めてイヤモニ(イヤフォンでモニターを聴く)に変えてみるのも良いでしょう。


プロのミュージシャンも大きな会場で演奏する場合はイヤモニを使用しています。

ただこの場合は他の音が聞こえなくなる、イヤモニが外れない様ステージパフォーマンスにも影響が出るなどにも注意が必要です。

よくあるサウンドチェック間違い

ライブのリハーサルでマイクチェックの時、PAのエンジニアさんに「ボーカルさんお願いしま~す」と言われたとき、「あ~あ~」「チェック、チェック」「テスト、テスト」など普段の会話の声を出す人を見かけますが、これは間違いです。

マイクの接続チェックをしているわけではなく、歌声のレベルをチェックするためなので、恥ずかしがらずに1フレーズ歌うことが必要です。

これが出来てないと、いざ本番で音のバランスが悪く、満足のいくステージになりません。

あとはマナーの部分ですが、マイクのヘッドを叩いてチェックする場面を見たことはないでしょうか?

これは絶対してはならないことで、PAのエンジニアさんがヘッドフォンでモニターしている場合、不快な音となりますので最低限のマナーは守りましょう。

ライブ

ワイヤレスという選択肢

一昔前ではワイヤレスマイクは「音痩せする」と言われていましたが、現在では音質重視のレコーディングでなければライブでワイヤレスマイク使用は気にならないレベルまで進歩しています。

ここで注意したいのは固定チャンネルと可変チャンネルの確認が必要です。

固定チャンネルは、あらかじめプリセットされた周波数しか使えない。

可変チャンネルはチャンネル、グループ合計30波から使用する周波数を選択できる。

この周波数が例えばギタリストの使っているワイヤレスシステムの周波数と重なってしまうと使用できないため、ライブハウス常設の機器と自分達ワイヤレスシステムを確認しておくことが必要です。

また他のバンドも出演する場合、ギターやベースなどワイヤレスシステムが混線してしまうこともあるため、本番以外はシステムをOFFにすることもエチケットとして覚えておきましょう。
(他のバンドの周波数確認まで手が回りませんから・・・)

ギター画像

最後に

いくつかマナーとエチケットを説明しましたが、最低限のことは守ってスタッフやエンジニアとの関係を良くすることで最高なライブの第1歩と言えます。

よくライブハウスのスタッフの対応が酷い・・・といった愚痴を聞くことがありますが、大概はここ等辺りのマナーが酷いため迷惑がられて、といったことも多いと思います。

ボーカリストも楽器を選ぶようにマイクを試して自分に合ったマイマイク、ワイヤレスシステムなどを持っていると、一目置かれるようになれるかもしれません。

「最高のステージを作るには、人間関係から」

スポンサーリンク
スポンサーリンク
error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました