非通知の電話に出ちゃったら中国語のアナウンス
ある日突然、携帯電話に「番号非通知」の電話がかかってきたら、あなたは出ますか?
先日、平日の午前中に携帯電話で知人と話をした後、すぐに携帯電話の着信が鳴ったため、反射的に電話に出てしまいました。
てっきりその知人が伝え忘れたことがあり、折り返しの電話だと勘違いしたのです。
うっかり出ちゃった・・・ヤバい?料金等の被害はあるの?
中国語らしきメッセージが流れてきました。
それも自動音声っぽい女性の声でした。
自動音声の電話は世論調査など固定電話にかかってくることはありますが、携帯電話でしかも中国語となれば余計に不気味です。
自宅の固定電話にも同様の自動音声がかかって来たことがあったので、知ってはいたのですが迂闊でした。
あとで調べると、料金はかからないようで、一安心ですが、かけなおすことはやめましょう。
現在では「Whoscall」のように、電話に出る前にどこからの電話か分かるアプリも登場しています。
中国語のアナウンスの正体は?詐欺の可能性あり
仕事柄、中国本土、香港、台湾など電話のやり取りをする方も多いと思います。
私も多くはないのですが年に数回、日本での展示会や海外での展示会の打ち合わせなどで電話のやり取りがあるのですが、いつも日本語の分かる方か、英語での会話となるため、今回の中国語は面食らいました。
自動音声だと気付き、不気味なので電話を切りました。
そうすると再度、番号非通知から着信です。
今回は出なかったのですが、留守番電話に繋がりました。
後で聞き直してみると、「あなた宛ての荷物」「この番号へかけなおせ」と言っているようです。
中国語アナウンスの不審電話 ₊89番号は中国から
忘れたころにかかってくるワン切り、個人情報を聞き出そうと不審な電話はありましたが、久しぶりにここ1か月で増えた中国からの不審電話がありました。
非通知の着信履歴もありましたが、中国系の電話が増えてます。
一方的にかなりの音量(声量?)で捲し立てるような話し方です。
中には大音量のBGMが流れてるものもありましたが、すぐに切るようにしています。
0800からの着信は出ていいの?
最近多くなっている着信が「0800」から始まる電話番号です。
携帯電話番号の「080」に似ているためについつい出てしまいそうになりますが、結論から言うと「料金はかかりません」
フリーダイヤルの「0120」と同じと考えてください。
0120も0800も契約している方に電話料金がかかるため、着信も、かけなおしたとしても料金はかかりません。
しかし、先程も指摘したように携帯電話と勘違いして出てしまうことが多いことを逆手に取った営業電話が多くなっています。
「不用品の買い取り」、「粗大ごみの回収」、「電気、ガス、携帯電話やインターネット回線の営業」が多いようで、注意が必要です。
基本的には非通知設定の電話には「出ない」
非通知設定の電話には数多くの詐欺が報告されているようです。
国際電話詐欺、非通知電話詐欺と呼ばれるものです。
下記にいくつか紹介と詐欺手口の記事リンクボタンも用意していますので、参考にして被害を未然に防ぐようにしましょう。
また、未然に防ぐ手段として、非通知着信拒否のサービスや設定方法なども紹介しています。
対処法は?なぜ中国語?「+28」からの電話もありました
どうやら「あなた宛ての荷物があるからこの番号へ連絡して」と言うことですが、ガイダンス通りに連絡してしまうと架空請求などの被害が予想されます。
なぜ中国語なのかという疑問もあったのですが、日本に住む中国人宛ての詐欺が増えているようです。
留学生や日本の企業で働く中国人も多くなり、そういった詐欺が増えるのも分かる気がします。
「ビザの確認の電話です」と中国領事館と装って個人情報を聞き出すこともあるようです。
対処方法としては、中国語が分からない人はそのまま「切って」しまうのが良いと思いますし、「番号非通知の電話は出ない」ことが最良です。
もし、中国語が理解できても心当たりがなければアクセスしないことですし、指定された電話番号もネットで調べることをおススメします。
「+28」はベラルーシ共和国で、身に覚えがなければ「出ない」ようにしましょう。
今回調べてみた番号での検索結果は、「中国人向け詐欺」「架空請求」などの情報が出てきました。
着信拒否の設定方法
iPhoneでの着信拒否は下記の要領で設定できます。
着信拒否の手順
- 設定アプリを開く:
- ホーム画面から「設定」をタップします。
- 電話を選択:
- 設定メニューの中から「電話」を選択します。
- 着信拒否と発信者識別をタップ:
- 「着信拒否と発信者識別」をタップします。
- 着信拒否リストに追加:
- 「着信拒否リスト」を選択し、画面の下部にある「新規追加」をタップします。
- 連絡先を選択:
- 着信拒否したい連絡先を選択するか、電話番号を直接入力します。
- 完了:
- 選択した番号が着信拒否リストに追加されます。
追加の方法
- 電話アプリから直接:
- 電話アプリを開く。
- 最近の通話をタップ。
- 拒否したい番号の右側にある「i」アイコンをタップ。
- 一番下までスクロールし、「この発信者を着信拒否」を選択します。
これで、着信拒否が完了します。必要に応じて、同様の手順で解除することも可能です。
ドコモ
「迷惑電話ストップサービス」(申し込み不要・無料)
指定した電話番号からの着信を、ガイダンスで応答して自動的に電話を終了させることができます。
または「番号通知お願いサービス」というものがあります。
「発信者番号通知をオンにしてください」と言うガイダンスが流れます。
料金はかかりません。
設定方法は「148」にダイヤルしてガイダンスの音声に従うだけです。
au
「迷惑メッセージ電話ブロック」(auスマートパス・月額409円、auスマートパスプレミアム会員・月額548円に加入している方が利用可能)
「迷惑電話番号データベース」を活用しながら、迷惑電話の可能性がある電話番号からの着信を自動的に検知して、警告を表示するというものです。
auの場合もドコモ同様、無料の方法もあります。
サービス名は「番号通知リクエストサービス」
ガイダンス内容は「番号を通知できるように設定してからお掛け直しください」と流れます。
設定方法は「1481」にダイヤルするだけで設定完了です。
解除方法は「1480」で解除になります。
ソフトバンク
「迷惑電話ブロック」(月額330円)
警察から提供された迷惑電話番号を活用し、お店や公共機関の名称の自動表示、迷惑電話の可能性がある電話番号からの着信時の警告表示、詐欺・迷惑メールの自動検知・警告表示などを行うサービスです。
また、月額100円かかりますが、「ナンバーブロック」の番号通知サービスがあります。
申し込みが必要で、
・ソフトバンクショップ店舗
・My Softbank
のいずれかで設定が必要です。
各社、サービスの違いが出ますね。
まとめ 被害に遭わないための備え
・携帯電話にかかってくる番号非通知の着信には出ないこと。
・もし出てしまってもそれ以上アクセスしない。
・番号非通知の電話がかからない様に電話の着信拒否設定などをしておく。
携帯電話やインターネット、アプリなど詐欺が多くなっています。
日々、巧妙な詐欺や執拗で強引な営業電話が報告されており、
特に災害時や伝染病などが流行している時は、関係各所をかたる詐欺被害が多発する世の中です。
警察や消費者センターに相談することも時には必要です。
日頃から、「こういう詐欺もあるんだ」と認識しておく、情報を収集しておくことも身を守るうえでは必要ではないでしょうか?