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エディ・ヴァン・ヘイレン 2004年アメリカンツアー時の機材

ライブ会場 ギタリスト、ミュージシャン
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ヴァン・ヘイレン ベストアルバム発表


エディヴァンヘイレン 額装付きサインフォト

ギターを弾くものなら一度は耳にするこの名前「VAN HALEN」

中でも兄、アレックスの強力なドラムと弟、エドワード(以下エディ)のギターテクニックから繰り出されるハードロックサウンドは一度聞くと耳に残る楽曲の良さも持ち味です。

ギターの音作りも卓越したものがあり、テクニックの話題が先行しがちですが音にもこだわりを感じます。

ライブを生で体験した人ならわかると思いますが、ギターの音が大きいのに音の輪郭はハッキリしていて、エディ特有のブラウントーンが聴けます。

ここで、エディの初期のサウンドの要であった改造マーシャルですが、可変昇圧器で89ボルトまで電圧を下げることで、あのサウンドを作り出したそうですが、それ以外の改造個所は不明です。

また近年(5150アンプ)にはアンプヘッドが2台使用され、1台はクリーン、もう1台は歪ませたセッティングを両方同時に鳴らしているという記事を読んだことがあり、音作りの参考にしたいところです。

また忘れてはならないのが、リズム感の良さです。

ライブでも安定したギタープレイで安心して聞くことができます。

兄、アレックスのドラムキットの側にあるモニタースピーカーからは、エディのギター音が出力されており、その音を聴きながらドラムを叩いていると言われます。

長い沈黙の後、ベストアルバム「The Best of Both Worlds」(2004年)を発表し、新曲も3曲、ライブ・ヴァージョン3曲が含まれています。

今回は2004年の全米ツアー時の使用ギター、機材について書いていきます。

活動休止を乗り越え

このツアーの始まる前、2000年前後アルコール依存症のリハビリを受けており、効果が出始めた頃、舌ガンが見つかり、臀部の肉を移植し闘病生活を送っていたようです。

その間もヘヴィ・スモーカーは変わらず、それが原因で離婚も経験した後に活動を再開。

ヴォーカルにサミーヘイガーが復活した時のものです。

ギター画像
ピーヴィーから発売のウォルフガング(本人使用ギターではありません)

ギターのラインナップ


EVH ギターパーツ EVH® D-Tuna, Black

まずメインギターはピーヴィーのシグネチャーモデル、ウォルフガング

この名前はエディの息子の名前からとられたそうです。
この息子、ウォルフガングは現在このバンド「ヴァン・ヘイレン」でベーシストとして活躍しています。

95年秋ごろから使用されているタバコサンバースト

サブも含めて4本あります。

バスウッドバックのメイプルカーブトップ。

それまでのアーニーボール ミュージックマンのEVHと違いレスポールのようなカーブトップとなっている。

ピーヴィーと共同開発したカスタムデザインのハムバッキングピックアップ2つをボディに直付け。

Dチューナー付きのフロイドローズ。

1ボリューム1トーン。

ネックは上質なバーズアイメイプルにパーロイドツマミの付いたペグが3対3のレイアウトで取り付けられたコンパクトなヘッド仕様。


2本目はスペシャルというモデルで、ボディトップはフラットでバインディングがないモデル。

こちらもタバコサンバーストカラー。
フロントには、フェルナンデスのサスティナーがボディに直付けされて、コントロールようのミニスイッチが付いている。こちらは1ボリューム仕様。


3番目は2本目のスペシャルのカラー違いでペグやトレモロユニットなど細かな違いがあるがスペアと思われる。


4本目は透明アクリル樹脂ボディで2ハムバッカー、1ボリューム仕様。


この4本に共通するピックアップセレクターはレスポールとは違い、上向きでリアピックアップ、下向きでフロントピックアップにセット。

これはタッピング時に腕がスイッチに触れて、フロントピックアップに切り替わらない様に工夫されてます。

次は懐かしのトレードマークになったクレイマー/シャーベルの5150と描かれたストライプペイントの赤いギター。

これはエディ本人がニュージャージーにあったクレイマーの工場で組み立て、ペイントも本人によるものと言われているものです。

アルバム1984のツアーから91年ごろまでメインで使われたギターですが、
当時とはネックからピックアップ、フロイドローズが交換されている様です。


EVH/Striped Series 5150 Red Black White Stripe Transparent Red
ライブ

エフェクター・アンプ


PEAVEY Wolfgang Standard Pat Pend 1st year/Amber

エフェクターは足元のボードから

ピーヴィーデルタストンプ(デジタルステレオエフェクツプロセッサー)、
MXRフランジャー、
EVH-90フェイザー、
ジムダンロップのクライベイビー、
カスタムメイドのループセレクター


アンプはピーヴィーの5150Ⅱヘッドが二台。

ラック内はファーマンの電源安定装置、
MXRノイズゲート、
ローランドSDE-3000を2台、
レキシコンPCM70、
ライン6エコー・プロ、
H/H V800MOS FETパワーアンプ、
ラック内とヘッドアンプはそれぞれ予備がもう1セット用意してあります。

キャビネットはピーヴィー5150を12台。
スピーカーはセレッション製。

電話と子供

最後に


MXR EVH PHASE90

こうして復活を遂げたエディ・ヴァン・ヘイレンですが大病を克服して考えが変わったのでしょう。

筋トレに励みアスリートのような体型に変わっています。

禁酒、禁煙は続いているのでしょうか。

1995年のサミーヘイガー時代と1998年のゲイリー時代のライブを生で観てますが、
1995年の方が音が良かったように記憶してます。

現在は年齢も60代半ばとなっていますが、今後も素晴らしいトーンと名曲で我々を楽しませてもらいたいものです。


MXR EVH5150 OVERDRIVE

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追記

残念ながら2020年10月6日、喉頭癌のためこの世を去りましたが、今後ますます彼の功績が称えられることでしょう。

私が生で観たライブは3度だけでしたが、今でもあの音が割れる寸前のデカい音の中に繊細さが感じられる、嫌味のない輪郭のはっきりしたサウンドと、ブレることのない安定したプレイセンスは今でも思い出す最高のサウンドでした。

もう生で聴けないのは残念で仕方がありません。あの音圧が最高に気持ち良かった!

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