エレキギターを弾くにあたり、現在では色んな情報源に触れることが出来ますが、その溢れるような情報の中から取捨選択し、自分に合った情報を知る必要があると思います。
このサイトでは皆さんのギターライフの助けになっていれば幸いです。
シールド(ギターケーブル)はギター側、アンプ(エフェクター)側の方向がある?
どちらの方向に繋いでも音がでますし、安価なケーブルに関してはどっちの方向でも「音は同じ」というものもありますが、ある程度のクオリティーのケーブルなら方向があります。
方向を示すマーク(>>)や矢印(→)が表示されている場合がありますので確認してみてください。
もし見当たらなかったり消えてしまって確認できないようでしたら、ブランド名やモデル名が書かれていか確認しましょう。
この文字の頭がギター側、文字の終わり側がアンプ側となります。
これは2芯のケーブルが編み込まれている場合、片方のグラウンドを切り、もう一方のグラウンドを生かすように作られているためです。
この辺りの気遣いが出来ていなければ信号の伝導に関して100%のパフォーマンスが出てない可能性があるということです。
いつもと音が違うように感じたら確認してみてください。
この辺りの違いをあらかじめ実験してみるのも面白いと思います。
長いギターケーブルはノイズの原因?
ケーブル類に関しては長ければ長いほど不利と言うのは間違いないです。
ギターケーブル、エフェクターのケーブルに限らず拘っていけばギターの配線材なども影響があります。
別の項にもありますが、ワイヤレスシステムを使っていても、レシーバーから足元のエフェクターまで距離がある場合やコンパクトエフェクターのパッチケーブルが長い場合や数多く使用している場合などノイズ発生に関して不利な原因はたくさんあることを理解する必要があります。
またステージ上で電源ケーブルとシールドをひとまとめに固定しているのもノイズの原因になることもあります。
また、ケーブルを踏んだり、機材の下敷きになっていたり、もつれた状態になりやすいなどは劣化の原因となりますので、ケーブルの保管は伸ばした状態か巻き癖の付かない程度の大きさでまとめておきましょう。
ケーブルが極端に「折れ曲がった」「踏んでしまい表面が潰れた」状態は、ケーブル内部の金属が「切れかかる」などのダメージを負っていると考えられます。
あまり神経質になる必要もないのですが、ノイズの発生場所を特定したい場合などの知識として覚えておくとよいでしょう。
エフェクターのトゥルーバイパス仕様は音がいいのか?
現在発売されているコンパクトエフェクターはトゥルー・バイパス・スイッチを使用したモデルが多くなりました。
ヴィンテージの復刻のようなモデルでなければ、トゥルーバイパスになっているエフェクターの方が多いのではないでしょうか。
このトゥルーバイパスとは2回路のスイッチを使用し、OFFの時には完全に信号がエフェクト回路から切り離され、直接アウトプットされるので、OFF時の信号の劣化、ノイズなどに配慮されたスイッチと言えます。
自作のエフェクターや改造用にトゥルーバイパススイッチを使用する場合はスイッチも回路の一部となるため、制度の良いものを選びましょう。
エフェクターの接続順位はルールがあるのか?
SN比から見れば接続順序は最適になるようにするに越したことはないのですが、「空間系エフェクター」を「増幅系」の後ろに繋ぐのが常識なんて良く聞くことです。
ただ、偉人たちはこの「常識」を覆す発想で偉大な作品や伝説を作っています。
例えば、ジミ・ヘンドリックスはワウペダルをFUZZの後に繋ぐことがあったと記録に残っていますし、初期のエドワード・ヴァン・ヘイレンやポール・ギルバートなどのようにフェイザーやフランジャーの使い方を工夫しているトップ・プロもいます。
常識に囚われない実験的な工夫をしてみると思わぬところで「憧れのギタリストの音に近づいた」なんて収穫もあるかもしれません。