
- 高速水着の手入れ方法を徹底解説|洗い方から撥水復活・修理まで長持ちさせる全知識
- 高速水着の手入れが重要な理由【なぜ丁寧なケアが必要?】
- 高速水着の正しい洗い方【基本の手入れ方法】
- 高速水着の干し方と保管方法【寿命を延ばす秘訣】
- 高速水着の撥水復活方法【性能を取り戻す裏ワザ】
- 高速水着が破れた時の修理方法【応急処置と本格修理】
- 高速水着の寿命はどれくらい?【買い替えタイミング】
- 水着の使用環境と買い替え目安一覧
- 高速水着の手入れに便利なグッズ【おすすめアイテム】
- 手袋の種類別 比較一覧
- メーカー・ブランド別の手入れポイント【ミズノ・アリーナ・スピード】
- よくある質問(FAQ)【高速水着の手入れQ&A】
- まとめ|高速水着を長持ちさせるための5つの鉄則
- 【最後に】高速水着は消耗品ではなく、投資です
- おすすめ商品リンク
- 高速水着が破れたらどうする?修理の基本
- 自宅で出来る高速水着の修理方法
- 高速水着の洗い方と日々のケア
- 高速水着における一般的なトラブルとその対策
- まとめ
高速水着の手入れ方法を徹底解説|洗い方から撥水復活・修理まで長持ちさせる全知識
「せっかく2〜3万円も出して買った高速水着、たった数回の使用で撥水性が落ちてしまった…」「着脱時に爪で引っかけて破れてしまった…」そんな経験はありませんか?
高速水着は競泳選手にとって記録更新の命綱。わずか0.01秒を争う世界では、水着のコンディションが勝敗を分けることも珍しくありません。しかし、高速水着はデリケートな素材で作られているため、正しい手入れをしないと、わずか数回の使用で性能が半減してしまうことも。
実は、トップスイマーやプロの競泳選手は、水着の洗い方から保管方法、着脱の仕方まで、細かなルーティンを徹底しています。彼らは「高速水着は消耗品ではなく、適切にケアすれば長く使える投資」と考えているのです。
この記事では、高速水着専門店のアドバイスや現役競泳選手の実践テクニックをもとに、高速水着の寿命を2倍に延ばす手入れ方法を完全網羅。洗い方の基本から、撥水性を復活させる裏ワザ、破れた時の修理方法、さらに着脱を楽にする便利グッズまで、知っておくべき全知識をお届けします。
正しい知識さえあれば、あなたの高速水着は常にベストコンディションを保ち、大会で最高のパフォーマンスを発揮してくれるはずです。
高速水着の手入れが重要な理由【なぜ丁寧なケアが必要?】
高速水着は一般的な練習用水着とは全く異なる、特殊な構造と素材で作られています。だからこそ、適切な手入れが欠かせないのです。
高速水着の素材特性とデリケートな構造
高速水着の最大の特徴は、ポリウレタン糸やポリエステル糸を高密度に織り込んだ生地にあります。この生地は水の抵抗を最小限に抑えるため、極限まで薄く、そして密に作られています。
ミズノのGX・SONICシリーズやアリーナのアクアフォース、スピード(Speedo)のファストスキンなど、各メーカーの高速水着には共通して以下の特徴があります。
高速水着の主な特性:
- 撥水加工:水を弾いて抵抗を減らす特殊コーティング
- 高圧力設計:筋肉をサポートする強い締め付け
- 接着加工:縫い目を極限まで減らした接着技術
- ストレッチ性:動きやすさと締め付けのバランス
これらの技術により、通常の水着では考えられないほどの高性能を実現していますが、その反面、塩素やプールの化学薬品、紫外線、物理的な摩擦に非常に弱いという弱点があります。
例えば、撥水加工は生地表面に施された特殊なコーティング。これがプールの塩素や皮脂汚れによって徐々に劣化すると、撥水性能は急速に失われます。また、接着加工部分は熱や強い力に弱く、不適切な洗濯や保管で剥がれてしまうこともあるのです。
手入れ不足で起こるトラブル事例
実際に、多くのスイマーが高速水着の手入れ不足で以下のようなトラブルに直面しています。
よくあるトラブル:
- 撥水性の急激な低下:3〜5回の使用で水を弾かなくなり、タイムが落ちる
- 生地の伸び・型崩れ:フィット感が失われ、水の抵抗が増える
- 接着部分の剥がれ:縫い目のない部分が剥離し、水が入り込む
- 破れ・ほつれ:着脱時の無理な力で生地が裂ける
- 変色・臭い:塩素や汗が残留し、素材が劣化する
特に多いのが「撥水性の低下」です。Yahoo!知恵袋やSNSでも「高速水着を買ったけど、2〜3回使っただけで水を弾かなくなった」という投稿が後を絶ちません。
【表】手入れ不足によるトラブルと発生タイミング
トラブル | 発生タイミング | 主な原因 | 影響度 | 回復可能性 |
---|---|---|---|---|
撥水性低下 | 3〜5回使用後 | 塩素・皮脂汚れ・すすぎ不足 | ★★★★★ | ◎(復活可能) |
生地の伸び | 10回以上使用 | 強引な着脱・不適切な保管 | ★★★★☆ | △(回復困難) |
接着部分の剥がれ | 5〜15回使用 | 熱・洗濯機の使用・乾燥機 | ★★★★★ | ◯(修理可能) |
破れ・ほつれ | 着脱時・使用中 | 爪・アクセサリー・引っ張り | ★★★★★ | △(修理で対応) |
変色・臭い | 長期保管後 | 紫外線・湿気・洗剤残留 | ★★☆☆☆ | ×(回復不可) |
特に厄介なのは、一度性能が落ちてしまうと、タイムに直接影響することです。トップスイマーの中には「撥水性が落ちた水着では0.2〜0.5秒遅くなった」と証言する選手もいるほど。
正しい手入れで得られるメリット
一方で、正しい手入れを徹底すれば、高速水着は驚くほど長持ちします。実際に、適切なケアをしているスイマーの声を集めてみました。
正しい手入れの効果:
- 寿命が2倍以上に延びる:通常20回程度のところ、30回以上使用可能に
- 撥水性能を長期間維持:10回以上使っても新品同様の撥水力をキープ
- タイム向上につながる:常にベストコンディションで泳げる
- コストパフォーマンスが向上:1回あたりの使用コストが半分以下に
例えば、ある高校の競泳部では、顧問の先生が水着の手入れ方法を徹底指導したところ、部員の高速水着の平均使用回数が20回から30回に増加したという事例もあります。
2〜3万円という高価な投資を無駄にしないためにも、今日からできる正しい手入れ方法を身につけましょう。
高速水着の正しい洗い方【基本の手入れ方法】
高速水着の寿命を左右する最も重要なケアが「洗い方」です。プールから上がった瞬間からケアは始まっています。
使用直後の応急処置(プールサイドでできること)
**最も重要なのは「使用直後の応急処置」**です。プールの塩素は高速水着の最大の敵。泳ぎ終わったら、できるだけ早く真水で洗い流すことが、撥水性を保つ最大のポイントです。
プールサイドでやるべきこと:
- すぐに真水で洗い流す
- シャワーで水着全体を30秒〜1分かけて丁寧に洗う
- 特に接着部分や生地の目が細かい部分を重点的に
- 「水着を着たままシャワーを浴びる」でもOK
- 軽く押して水を切る
- 絞る動作は絶対にNG(生地が伸びる原因)
- 両手で優しく押し出すように水分を除去
- タオルで挟んで押すのも効果的
- ビニール袋ではなく通気性のある袋に入れる
- 密閉すると湿気がこもり、雑菌が繁殖
- メッシュバッグや水着専用の袋がベスト
- 濡れたまま長時間放置しない
この「使用直後の真水すすぎ」を徹底するだけで、撥水性の持続期間が2〜3倍変わると言われています。逆に、塩素が残ったまま2〜3時間放置すると、撥水コーティングへのダメージは取り返しがつかなくなります。
帰宅後の本洗い手順
プールでの応急処置をしたとしても、帰宅後の本洗いは必須です。ここで丁寧にケアすることで、高速水着の寿命は大きく変わります。
【ステップバイステップ】高速水着の本洗い手順
STEP1:ぬるま湯を準備する
- 温度は30度以下(体温より低い温度)
- 洗面器やバケツに水着が浸かる程度の量
- 熱湯は絶対NG(接着部分が剥がれる原因)
STEP2:中性洗剤を少量溶かす(臭いなどが気になる場合)
- 水着専用洗剤または一般的な中性洗剤
- 洗剤の量は少なめ
- よくかき混ぜて完全に溶かす
STEP3:優しく押し洗いする
- 水着を洗剤液に浸し、優しく押すように洗う
- こすったり、揉んだりは絶対NG
- 特に汗や皮脂が付着しやすい首回り、股部分を重点的に
- 時間の目安:2〜3分
STEP4:十分にすすぐ
- 真水で最低3回以上すすぐ
- 洗剤が完全に落ちるまで繰り返す
- 洗剤残りは撥水性低下の原因になる
- 泡が出なくなるまでしっかりと
STEP5:タオルで水分を吸い取る
- 清潔なタオルで水着を挟む
- 上から優しく押して水分を吸収
- 絞る・ねじる動作は厳禁
- 8割程度の水分が取れればOK
この手順を守るだけで、高速水着の撥水性は格段に長持ちします。特に重要なのは「すすぎ」です。洗剤が残ると、撥水加工にダメージを与えるだけでなく、生地の劣化も早めてしまいます。
洗濯機は使える?注意点とNG行為
「手洗いが面倒で、洗濯機で洗いたい」という声もよく聞きます。結論から言えば、洗濯機の使用は推奨できませんが、どうしても使う場合は細心の注意が必要です。
洗濯機使用時の絶対条件:
- 必ず洗濯ネットに入れる
- 水着専用の目の細かいネット
- できれば二重にする
- ファスナーやボタンは全て閉じる
- 「手洗いモード」または「ドライコース」を選択
- 通常コースは絶対NG
- 水流が弱く、優しく洗えるモード
- 時間は最短設定
- 脱水は30秒以内
- 長時間の脱水は生地を傷める
- できれば脱水機能は使わない
- タオルドライで十分
- 他の洗濯物と一緒に洗わない
- ファスナーやボタンで破れる危険
- 単独で洗うのが鉄則
洗い方の比較
方法 | メリット | デメリット | 生地への ダメージ | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
手洗い | ・生地に最も優しい ・撥水性を最大限維持 ・接着部分を守れる | ・手間がかかる ・時間が必要(10分程度) | ★☆☆☆☆ (最小) | ★★★★★ |
洗濯機 (ネット使用) | ・時短になる ・労力が少ない | ・生地ダメージのリスク ・設定を間違えると危険 | ★★★☆☆ (中程度) | ★★★☆☆ |
洗濯機 (そのまま) | ・最も楽 | ・破れ・接着剥がれのリスク大 ・撥水性の急速な低下 | ★★★★★ (最大) | ★☆☆☆☆ |
絶対にやってはいけないNG行為:
- ❌ 脱水機を長時間使用する:生地が伸びて型崩れの原因
- ❌ 乾燥機にかける:熱で接着部分が剥がれ、縮む原因
- ❌ 強くこする・もむ:撥水コーティングが剥がれる
- ❌ 熱湯で洗う:ポリウレタン素材が劣化する
- ❌ 塩素系漂白剤を使う:生地が変色・劣化する
実際に、洗濯機で通常コースで洗ってしまい、1回で接着部分が剥がれてしまったという事例も少なくありません。できる限り手洗いを心がけましょう。
使用すべき洗剤・避けるべき洗剤
洗剤選びも高速水着の寿命に大きく影響します。水着に優しい洗剤と、絶対に使ってはいけない洗剤を知っておきましょう。
◎ 使うべき洗剤(おすすめ)
- 水着専用中性洗剤
- 例:アリーナ スイムウェアクリーナー、スピード スイムウェアシャンプー
- 特徴:水着の素材に最適化された成分
- 価格:500〜1,000円(50回分程度)
- 一般的な中性洗剤(おしゃれ着用)
- 例:花王 エマール、ライオン アクロン
- 特徴:デリケート衣類用で生地に優しい
- 価格:300〜500円(コスパ良)
- 無添加石鹸系洗剤
- 例:ミヨシ石鹸 無添加せっけん
- 特徴:化学成分が少なく安心
- 価格:200〜400円
✕ 絶対に使ってはいけない洗剤
- 柔軟剤
- 理由:撥水加工に柔軟成分の膜ができ、撥水性が完全に失われる
- 影響:1回の使用で撥水性能が半減することも
- 水着の最大の敵と言っても過言ではありません
- 漂白剤(塩素系・酸素系とも)
- 理由:生地の繊維を傷め、変色の原因になる
- 影響:接着部分の劣化、強度低下
- 粉末洗剤(アルカリ性)
- 理由:洗浄力が強すぎて撥水コーティングを削り取る
- 影響:生地の劣化が早まる
- 汚れ落とし専用洗剤
- 理由:研磨剤や強力な洗浄成分が含まれる
- 影響:撥水性の急速な低下
特に注意したいのが「柔軟剤」です。「水着を柔らかくしたい」という思いから使ってしまう方がいますが、これは撥水性を完全に破壊する行為。Yahoo!知恵袋でも「柔軟剤を使ったら撥水しなくなった」という相談が多数見られます。
正しい洗剤を選び、正しい洗い方を実践すれば、高速水着は確実に長持ちします。
高速水着の干し方と保管方法【寿命を延ばす秘訣】
洗った後の「干し方」と「保管方法」も、高速水着の寿命に直結する重要なポイントです。
正しい干し方のポイント
洗濯後の乾燥方法を間違えると、せっかくの丁寧な手洗いが台無しになってしまいます。
高速水着の正しい乾燥方法:
- 陰干しが絶対条件
- 直射日光は紫外線で生地が劣化する原因
- 風通しの良い日陰を選ぶ
- 室内干しでも換気をしっかりと
- 平干しまたはハンガー干し
- 平干し(推奨度★★★★★):洗濯ネットや平干し用ネットの上に広げる
- ハンガー干し(推奨度★★★★☆):水着専用ハンガーまたは幅広のハンガー
- ピンチハンガーで挟むのは避ける(跡が残る)
- 完全に乾かす
- 半乾きは雑菌繁殖の原因
- 特に接着部分はしっかり乾燥させる
- 季節にもよるが、8〜24時間が目安
- ドライヤーの使用は慎重に
- 基本的には使用しないのが鉄則
- 急ぎの場合は「冷風モード」で30cm以上離す
- 熱風は接着部分の剥がれ、生地の縮みの原因
干し方の裏ワザ:
- タオルドライを徹底する:干す前にタオルで8割の水分を除去すると、乾燥時間が半分に
- 扇風機を活用する:風を当てることで乾燥時間を短縮(直接風を当てすぎない)
- 除湿機のある部屋で干す:梅雨時期や湿気の多い季節に有効
長期保管のベストプラクティス
シーズンオフや大会用の高速水着を長期保管する際は、特別な配慮が必要です。
長期保管の5つのルール:
- 完全乾燥させてから保管
- 少しでも湿気が残っているとカビ・臭いの原因
- 乾燥後、さらに1日置いてから保管するのが理想
- 吊るして保管(推奨度★★★★★)
- 水着専用ハンガーまたは幅広のハンガーに吊るす
- 折りたたむと折り目が生地にダメージを与える
- クローゼットの風通しの良い場所
- 湿気の少ない場所を選ぶ
- 湿度60%以下が理想
- 押し入れの下段は湿気がこもりやすいので避ける
- 除湿剤を近くに置く
- 直射日光・高温を避ける
- 窓際、車内などは避ける
- エアコンの温風が当たる場所もNG
- 適温は15〜25度
- ビニール袋に密閉しない
- 通気性のある不織布カバーがベスト
- どうしても袋に入れる場合は数ヶ月に1回は取り出して風を通す
やってはいけない保管方法
多くの人が無意識にやってしまっている、NGな保管方法を紹介します。
絶対にやってはいけない保管方法:
- 濡れたまま・湿ったまま放置
- 2〜3時間でも雑菌が繁殖開始
- 臭いの原因、生地の劣化
- 最も避けるべき行為
- ビニール袋に密閉して長期保管
- 湿気がこもり、カビが発生
- 撥水コーティングの劣化
- 生地が固くなる
- 高温多湿の場所(車内、浴室近くなど)
- 接着部分が剥がれる原因
- ポリウレタン素材の急速な劣化
- 夏場の車内は特に危険(60度以上になることも)
- 直射日光の当たる場所
- 紫外線で撥水性能が低下
- 色褪せ・変色の原因
- 生地強度の低下
- 他の衣類と一緒にぎゅうぎゅうに詰める
- 型崩れの原因
- ファスナーなどで破れる危険
- 通気性が失われる
特に多いのが「プールバッグに濡れたまま入れて、そのまま忘れてしまう」パターン。これは高速水着にとって致命的です。帰宅したら必ず取り出して洗いましょう。
高速水着の撥水復活方法【性能を取り戻す裏ワザ】
「高速水着の撥水性が落ちてきた…」と感じたら、諦める前に試してほしい復活方法があります。
撥水性が落ちる原因と見極め方
まず、なぜ撥水性が落ちるのか、そのメカニズムを理解しましょう。
撥水性が落ちる3つの原因:
- 塩素による撥水コーティングの劣化
- プールの塩素が撥水加工を徐々に破壊
- 使用回数を重ねるごとに劣化が進む
- 特に塩素濃度の高いプールは要注意
- 皮脂や汗などの汚れの蓄積
- 皮脂が撥水コーティングの上に膜を作る
- 洗剤の流し残りも同様の影響
- 目に見えない汚れが撥水を阻害
- 物理的な摩擦による表面の劣化
- プールサイドとの接触
- タオルでのこすり洗い
- 不適切な保管による折りジワ
撥水性のセルフチェック方法:
テスト1:水滴テスト
- 水着に水滴を垂らす
- 水滴が球状になって転がり落ちる → 撥水性良好
- 水滴が広がって吸収される → 撥水性低下
テスト2:実際に着用してチェック
- 水着を着て水に入る
- 表面に水膜ができず、水滴が転がる → 撥水性良好
- 水がベタッと張り付く → 撥水性低下
テスト3:視覚チェック
- 生地の表面に光沢がある → 撥水性良好
- 生地がくすんで見える → 撥水性低下
復活可能かの判断基準:
- 復活可能:使用回数10回以内、生地に損傷なし、撥水低下のみ
- 復活やや困難:使用回数15回以上、生地に若干の伸び、部分的な劣化
- 買い替え検討:使用回数20回以上、生地の伸び・破れあり、全体的な劣化
自宅でできる撥水復活テクニック
撥水性が落ちた高速水着を、自宅で復活させる3つの方法を紹介します。
方法1:熱処理(アイロン・ドライヤー)
最も手軽で、即効性のある方法です。撥水コーティングの表面に付着した汚れを熱で除去し、コーティング自体を再活性化させます。
低温アイロンでの復活手順:
- 水着を完全に洗って乾燥させる
- 当て布(薄手のハンカチやタオル)を準備
- アイロンを「低温」設定(80〜120度)に
- 当て布の上から、優しく滑らせるようにアイロンをかける
- 1箇所に2〜3秒、全体で1〜2分程度
- 冷めるまで待ってから、撥水性をチェック
ドライヤーでの復活手順:
- 水着を完全に洗って乾燥させる
- ドライヤーを「低温」または「冷風」設定に
- 水着から30cm以上離して風を当てる
- 全体に20〜30秒、均一に熱を加える
- 高温になりすぎないよう注意
- 冷めてから撥水性をチェック
注意点とリスク:
- ❌ 高温設定は絶対NG(接着部分が剥がれる)
- ❌ 当て布なしでの直接アイロンはNG
- ❌ 同じ場所に長時間熱を加えない
- ⚠️ 効果は一時的(1〜3回の使用で再び低下)
- ⚠️ 完全に劣化した撥水加工には効果が薄い
効果の目安:
- 即効性:★★★★★(すぐに効果を実感)
- 持続性:★★☆☆☆(1〜3回の使用)
- コスト:★★★★★(無料)
- 難易度:★★★☆☆(やや注意が必要)
方法2:撥水スプレーの使用
市販の撥水スプレーを使う方法です。熱処理よりも持続性があり、比較的手軽に試せます。
水着用撥水スプレーの選び方:
おすすめの撥水スプレー:
- ロックタイト 超強力防水スプレー 布・革用
- 価格:約1,500円
- 特徴:水着にも使用可、無色透明
- 3M スコッチガード 防水スプレー 繊維・布・革製品用
- 価格:約1,200円
- 特徴:大手メーカーの信頼性
- コロニル ウォーターストップ
- 価格:約1,800円
- 特徴:繊維製品に優しい
撥水スプレーの使用手順:
- 水着を完全に洗って乾燥させる
- 屋外または換気の良い場所で作業
- 水着から20〜30cm離してスプレー
- 全体に均一に薄く吹きかける(2〜3回に分けて)
- 15〜30分乾燥させる
- 完全に乾いたら撥水性をチェック
注意点:
- ⚠️ 必ず「繊維用」または「布製品用」を選ぶ
- ❌ 防水スプレーを吸い込まないよう換気を徹底
- ❌ 一度に大量にスプレーしない(ムラの原因)
- ⚠️ 使用前にパッチテスト(目立たない部分で試す)
効果の目安:
- 即効性:★★★★☆(乾燥後すぐ)
- 持続性:★★★☆☆(3〜5回の使用)
- コスト:★★★☆☆(1,000〜2,000円)
- 難易度:★★☆☆☆(比較的簡単)
方法3:専用トリートメント剤「REBORN(リヴォーン)」
プロのスイマーや水泳専門店が推奨する、最も効果的な方法がこれです。
REBORN(リヴォーン)とは?
株式会社山本化学工業が開発した、高速水着専用の撥水復活トリートメント剤。プールの塩素や汗で劣化した撥水性能を復活させる、競泳界では定番のアイテムです。
REBORNの特徴:
- 高速水着の撥水加工を化学的に再生
- 1回の処理で10〜15回の使用に耐える持続性
- ミズノ、アリーナ、スピードなど全メーカー対応
- プロ選手や実業団でも使用されている
使用方法:
- 水着を中性洗剤で洗い、完全に乾燥させる
- REBORN 50mlを洗面器の水(約5L)に溶かす
- 水着を30分間浸け置きする
- 軽くすすぎ、タオルドライ
- 陰干しで完全に乾燥させる
- 乾燥後、撥水性が復活
REBORNの効果:
- 即効性:★★★★☆(乾燥後に実感)
- 持続性:★★★★★(10〜15回の使用)
- コスト:★★☆☆☆(3,000〜5,000円、複数回使える)
- 難易度:★★★☆☆(浸け置きするだけ)
購入方法:
- 水泳専門店(ヒカリスポーツなど)
- Amazon、楽天などのオンラインショップ
- 内容量:500ml(約10回分)
- 価格:3,500〜5,000円
ユーザーレビュー: 「大会前にREBORNで処理したら、新品同様の撥水力が戻りました。タイムも0.3秒縮まったので、投資する価値は十分あります」(高校3年・競泳選手)
「5回使った高速水着が復活。さらに10回使えたので、実質的に寿命が3倍になりました」(30代・マスターズスイマー)
おすすめの使い分け:
- 応急処置・即効性重視:熱処理
- コストと効果のバランス重視:撥水スプレー
- 本格的な復活・長期使用:REBORN
メーカーの撥水復活サービス
自分で処理するのが不安な方、または大切な大会用の水着は、メーカーの公式サービスを利用する手もあります。
ミズノの撥水加工サービス
- サービス名:GX・SONIC 撥水復活サービス
- 対応製品:GX・SONICシリーズ
- 費用:3,000〜5,000円(製品により異なる)
- 納期:2〜3週間
- 窓口:購入した販売店経由で申し込み
アリーナの対応
- 公式の撥水復活サービスは現在提供していない
- 購入店舗に相談すると、修理業者を紹介してくれる場合も
- メンテナンスガイドは公式サイトで公開
スピード(Speedo)の対応
- 公式サービスは限定的
- 水泳専門店(ヒカリスポーツなど)が代理でサービス提供
- 費用・納期は要問い合わせ
メーカーサービスのメリット・デメリット:
✅ メリット:
- 純正の技術で安心
- 確実な効果が期待できる
- 保証がある場合も
❌ デメリット:
- 費用が高い(3,000円以上)
- 納期が長い(2〜3週間)
- 窓口が限定的
大会直前など、時間に余裕がない場合は自分で処理する方が早くて確実です。
高速水着が破れた時の修理方法【応急処置と本格修理】
高速水着の「破れ」は、多くのスイマーが経験するトラブルです。適切に対処すれば、まだまだ使い続けられます。
破れのタイプ別・対処法
破れの程度によって、取るべき対処法は異なります。
パターン1:小さな穴が空いた場合(直径5mm以下)
原因:
- 着脱時の爪の引っかかり
- プールサイドとの摩擦
- アクセサリーとの接触
対処法:ご自身で修理する際はくれぐれも自己責任で
- 水着用修理シールを使う
- おすすめ商品:「水着補修シール」「CAPTAIN88 水着用補修布」
- 価格:300〜800円
- 使い方:穴の周囲を清潔にし、シールを貼って圧着
- 持ち時間:3〜5回の使用
- 水着用接着剤を使う
- おすすめ商品:「セメダイン スーパーX」「G17 接着剤」
- 価格:500〜1,000円
- 使い方:穴の周囲に薄く塗布し、24時間乾燥
- 注意:大会での使用は事前に規定を確認
大会使用の可否: ⚠️ 修理跡が目立つ場合、公式大会では使用不可の可能性あり。事前に大会規定を確認しましょう。
パターン2:縫い目がほつれた場合
原因:
- 着脱時の無理な引っ張り
- 経年劣化
- 洗濯時の摩擦
対処法:
- 伸縮糸で縫い直す
- 必要な道具:伸縮糸(ウーリースピンテープ)、細い針
- 価格:200〜500円
- 手順:
- ほつれた部分を元の位置に合わせる
- 伸縮糸で細かく縫う(並縫いまたはまつり縫い)
- 糸端は水着用接着剤でほつれ止め
- 注意:縫い目が内側になるように
- 手縫いのコツ:
- 糸は2〜3本取りで強度アップ
- 細かい針目で丁寧に(1cm間隔で5〜6針)
- 引っ張りすぎないよう注意(生地が縮む)
大会使用の可否: ✅ 縫い直しであれば、多くの大会で使用可能。ただし、縫い目が目立たないことが条件。
パターン3:大きな裂け目の場合(2cm以上)
原因:
- 着脱時の大きな力
- 引っ掛けによる一気に裂け
- 経年劣化による強度低下
対処法:
正直なところ、大きな裂け目は自己修理の限界です。以下の選択肢を検討しましょう。
- 応急処置のみ(練習用として使う)
- 修理シール+接着剤の併用
- ただし、水圧がかかると剥がれる可能性大
- 大会使用は避ける
- メーカー修理に出す
- 後述の公式修理サービスを利用
- 費用:3,000〜5,000円
- 納期:2〜4週間
- 買い替えを検討
- 修理費用と新品購入を比較
- 使用回数が15回以上なら買い替えもあり
- 練習用として割り切って使い続けるのも手
買い替えの判断基準:
- 使用回数15回以上 → 買い替え推奨
- 撥水性も大幅に低下している → 買い替え推奨
- 接着部分も剥がれている → 買い替え推奨
- 大会まで時間がない → 新品購入
メーカー公式修理サービス
高速水着の修理を受け付けているメーカーサービスを紹介します。
ミズノ GX・SONIC 接着加工水着の修理
ミズノは接着部分の剥がれに対して、公式修理サービスを提供しています。
- 対応内容:接着部分の再接着、縫い目のほつれ修理
- 対応製品:GX・SONICシリーズ全般
- 費用:3,000〜5,000円(破れの程度により変動)
- 納期:2〜3週間
- 窓口:購入した販売店経由で申し込み
- 公式サイト:ミズノカスタマーサービスセンター
申し込み手順:
- 購入した店舗(スポーツショップ、水泳専門店)に相談
- 店舗経由でミズノに修理依頼
- 水着を店舗に預ける(または郵送)
- 2〜3週間で修理完了
- 店舗で受け取り
スピード(Speedo)のリペアサービス
スピードも一部の水泳専門店を通じて修理サービスを提供しています。
- 対応内容:破れ・ほつれの修理、接着部分の補修
- 対応製品:ファストスキンシリーズ
- 費用:要見積もり(3,000円〜)
- 納期:2〜4週間
- 窓口:スピード取扱店(ヒカリスポーツなど)
- 公式サイト:Speedo Japan公式サイトから問い合わせ
アリーナの対応
アリーナは公式の修理サービスを提供していませんが、販売店が窓口となって対応してくれる場合があります。
- 対応内容:要相談(店舗による)
- 対応製品:アクアフォースシリーズなど
- 費用:要見積もり
- 納期:要問い合わせ
- 窓口:購入した販売店に相談
メーカー別修理サービス比較
メーカー | 対応内容 | 費用目安 | 納期 | 窓口 | 公式度 |
---|---|---|---|---|---|
ミズノ | 接着剥がれ・ほつれ | 3,000〜5,000円 | 2〜3週間 | 購入店舗経由 | ★★★★★ |
スピード | 破れ・ほつれ・接着 | 要見積もり | 2〜4週間 | 専門店経由 | ★★★★☆ |
アリーナ | 要相談 | 要見積もり | 要問い合わせ | 購入店舗 | ★★☆☆☆ |
※ 費用や納期は目安です。詳細は各メーカーまたは購入店舗にお問い合わせください。
※ 公式度が高いほど、メーカー純正の修理サービスが充実しています。
メーカー修理のメリット・デメリット:
✅ メリット:
- 純正の技術で安心
- 大会使用可能な仕上がり
- 保証がある
❌ デメリット:
- 費用が高い
- 納期が長い
- 窓口が限定的
プロの修理業者に依頼する方法
メーカー修理以外にも、水着修理を専門に行う業者があります。
水着修理専門店の例:
- リフォームスタジオ(全国展開)
- 水着を含む衣類全般の修理
- 費用:1,500〜3,000円
- 納期:1〜2週間
- 地域の洋服リフォーム店
- 水着修理に対応している店舗もある
- 費用:1,000〜3,000円
- 事前に「高速水着の修理経験があるか」確認が必要
- オンライン修理サービス
- 郵送で修理依頼
- 費用:2,000〜4,000円
- 納期:2〜3週間
業者修理のメリット・デメリット:
✅ メリット:
- メーカー修理より安い場合も
- 柔軟な対応
- 地域によっては即日対応も
❌ デメリット:
- 高速水着の修理経験がない業者も
- 仕上がりにばらつき
- 大会使用可否は不明
業者選びのポイント:
- 「水着修理」「スポーツウェア修理」の実績を確認
- 口コミ・レビューをチェック
- 事前に写真を送って見積もりを取る
- 納期を明確にしてもらう
高速水着の寿命はどれくらい?【買い替えタイミング】
「高速水着っていつまで使えるの?」これは多くのスイマーが抱く疑問です。
平均的な使用回数と寿命
高速水着の寿命は、使用環境や手入れ方法によって大きく異なります。
使用環境別・高速水着の寿命
水着の使用環境と買い替え目安一覧
使用環境 | 使用回数 | 期間目安 | 買い替えサイン |
---|---|---|---|
大会のみ使用 | 5〜10回 | 1〜2年 | 撥水性の著しい低下 |
週1〜2回の練習使用 | 15〜25回 | 6ヶ月〜1年 | 生地の伸び・撥水低下 |
週3回以上の練習使用 | 30〜50回 | 3〜6ヶ月 | 全体的な劣化・破れ |
毎日の練習使用(選手レベル) | 40〜60回 | 2〜4ヶ月 | 性能の顕著な低下 |
トップスイマーの使用サイクル:
プロの競泳選手や実業団選手は、高速水着をどのくらいで買い替えているのでしょうか?
- オリンピック選手クラス:大会ごとに新品を使用(1〜3回で交換)
- 全国大会レベル:重要な大会前に新品を用意(5〜10回で交換)
- 地域大会レベル:1シーズンで1〜2着(10〜20回で交換)
ある全国レベルの選手は「大事な大会では必ず新品か、使用3回以内の水着を着る。撥水性が少しでも落ちていると、心理的にも不安になる」と語っています。
ジュニアスイマーの買い替え頻度:
成長期のジュニアスイマーは、サイズの問題もあり、買い替え頻度が高くなります。
- 小学生:半年〜1年で買い替え(成長によるサイズアウト)
- 中学生:1年〜1年半で買い替え
- 高校生:1年〜2年で買い替え
「せっかく高い水着を買ったのに、サイズが合わなくなって…」という声も多く聞かれます。ジュニアの場合は、多少のサイズの余裕を持たせて購入するのも一つの手です。
寿命を判断する5つのサイン
「まだ使えるかな?」と迷ったら、以下の5つのサインをチェックしましょう。
サイン1:撥水性の完全消失
- 水滴テストで水が全く弾かない
- 水着を着て水に入ると、生地に水がベタッと張り付く
- 水から上がった時、水着が重く感じる
判定:★★★★★(最重要サイン) 撥水性がゼロになったら、高速水着としての機能は終わりです。REBORNなどで復活を試みても効果が薄い場合は、買い替え時です。
サイン2:生地の伸び・フィット感の低下
- 着用時にシワが寄る
- 以前より緩く感じる
- 圧着感が弱くなった
判定:★★★★☆(重要サイン) 高速水着の締め付けは、筋肉のブレを抑え、水の抵抗を減らす重要な機能。フィット感が失われたら、性能は大幅に低下しています。
サイン3:色褪せ・変色
- 全体的に色が薄くなった
- 黄ばみや変色が目立つ
- 光沢がなくなった
判定:★★☆☆☆(見た目の問題) 性能には直接関係しない場合もありますが、生地の劣化が進んでいる証拠。大会で着用するには見た目が気になることも。
サイン4:ほつれ・破れの発生
- 縫い目がほつれている
- 小さな穴が複数ある
- 接着部分が剥がれている
判定:★★★★☆(修理で延命可能) 修理できる範囲なら延命可能ですが、複数箇所に破れがある場合は買い替えを検討しましょう。
サイン5:生地の硬化・ゴワつき
- 生地が固くなった
- ゴワゴワして着心地が悪い
- 伸縮性が失われた
判定:★★★★★(致命的) ポリウレタン素材の劣化が進んでいる証拠。これは復活不可能で、性能も大幅に低下しています。
【寿命診断チャート】
以下の項目に当てはまる数で、買い替え時期を判断しましょう。
- 撥水性がほとんどない
- 生地が伸びてフィット感がない
- 使用回数が20回を超えた
- 色褪せ・変色が目立つ
- 複数箇所に破れ・ほつれがある
- 生地が硬くゴワゴワしている
- REBORNでも撥水性が戻らない
判定:
- 0〜1個:まだまだ使えます
- 2〜3個:買い替えを検討し始める時期
- 4〜5個:できるだけ早く買い替えを
- 6〜7個:今すぐ買い替えましょう
寿命を延ばすための日常習慣
高速水着を長持ちさせるには、日々の習慣が大切です。
習慣1:大会用と練習用を分ける
最も効果的な方法が「使い分け」です。
- 大会用:重要な試合のみ使用(年5〜10回)→ 2〜3年使える
- 練習用:普段の練習で使用 → 半年〜1年で買い替え
この方法なら、大会では常にベストコンディションの水着で臨めます。
実践例: 「高校3年間、同じ高速水着を大会専用として使い続けました。年に10回程度の使用で、3年間で30回。正しく手入れをしたので、インターハイでも新品同様の性能を発揮できました」(高校競泳選手)
習慣2:複数枚をローテーション
経済的に余裕があれば、2〜3着をローテーションする方法も効果的です。
メリット:
- 1着あたりの使用頻度が減り、劣化が遅くなる
- 完全に乾燥させる時間が確保できる
- トータルの寿命が延びる
例:2着ローテーション
- 月曜・水曜・金曜:A水着
- 火曜・木曜・土曜:B水着
- 日曜:休養
この方法なら、各水着を使用後48時間以上休ませられ、生地の回復時間が確保できます。
習慣3:使用後のケアを徹底
この記事で紹介した「正しい洗い方」「干し方」「保管方法」を徹底するだけで、寿命は2倍以上変わります。
最低限守るべき3つのルール:
- 使用後すぐに真水で洗い流す
- 中性洗剤で優しく手洗い
- 陰干しで完全乾燥
習慣4:適切な保管環境
使わない時の保管方法も寿命に影響します。
- 湿気の少ない場所
- 直射日光を避ける
- 吊るして保管
習慣5:定期的な撥水メンテナンス
5〜10回使用ごとに、REBORNなどで撥水メンテナンスを行うと、常にベストな状態を保てます。
メンテナンススケジュール例:
- 1〜5回使用:通常の手入れのみ
- 5回使用後:撥水スプレーで軽くメンテナンス
- 10回使用後:REBORNで本格メンテナンス
- 15回使用後:再びREBORN、または買い替え検討
このような習慣を身につければ、高速水着を最大限に活用し、コストパフォーマンスを高められます。
高速水着の手入れに便利なグッズ【おすすめアイテム】
高速水着の手入れをより効果的に、そして楽にするための便利グッズを紹介します。
洗濯・手入れグッズ
水着専用洗剤
通常の中性洗剤でも問題ありませんが、水着専用洗剤は撥水性を損なわない成分配合でより安心です。
おすすめ商品TOP3:
- アリーナ スイムウェアクリーナー
- 価格:800〜1,000円(250ml)
- 特徴:アリーナ公式の水着専用洗剤
- 使用回数:約50回分
- おすすめ度:★★★★★
- スピード スイムウェアシャンプー
- 価格:900〜1,200円(300ml)
- 特徴:Speedo公式、撥水加工を守る
- 使用回数:約60回分
- おすすめ度:★★★★★
- 花王 エマール(中性洗剤)
- 価格:300〜500円(500ml)
- 特徴:おしゃれ着用、コスパ最高
- 使用回数:約100回分
- おすすめ度:★★★★☆
ユーザーレビュー: 「アリーナの専用洗剤を使い始めてから、撥水性の持ちが明らかに良くなりました。高速水着専用として投資する価値はあります」(大学競泳部)
洗濯ネット
洗濯機を使う場合、必須アイテムです。
選び方のポイント:
- 目が細かいタイプを選ぶ
- サイズは水着がゆったり入る程度
- ファスナーがしっかり閉まるもの
おすすめ商品:
- 水着専用洗濯ネット(円筒型)
- 価格:500〜800円
- 特徴:円筒型で水着が絡まない
- サイズ:直径20cm×長さ30cm程度
- ブラジャー用洗濯ネット
- 価格:300〜500円
- 特徴:硬めの構造で型崩れ防止
- 水着にも応用可能
平干しネット
陰干しに最適な平干しネットは、型崩れを防ぎます。
おすすめ商品:
- 3段式平干しネット
- 価格:1,000〜2,000円
- 特徴:複数の水着を同時に干せる
- 使用時:吊るすだけで簡単
着脱補助グッズ「高速水着 手袋」と「スイムジャック」
高速水着の最大の敵の一つが「着脱時の破れ」。爪で引っかけて一瞬で破れてしまうことも。そこで活躍するのが着脱補助グッズです。
着脱用手袋の必要性
高速水着の破れの約80%は、着脱時に発生しています。特に以下のような方には必須です。
- 爪が長めの方
- 高速水着の着脱に慣れていない方
- 2〜3万円の高価な水着を使っている方
- 大会前に絶対に破りたくない方
手袋着用の3つのメリット:
- 爪による破れ防止:最も多いトラブルを回避
- スムーズな着脱:滑りが良くなり、生地への負担が減る
- 清潔さの維持:手の皮脂や汚れが水着に付着しにくい
おすすめ着脱用手袋TOP3:
1. ミズノ フィッティンググローブ(公式専用手袋)
- 価格:1,500〜2,000円
- 特徴:
- ミズノ公式の高速水着専用手袋
- 滑りにくい素材で確実にグリップ
- 薄手で感覚を損なわない
- 耐久性が高く、50回以上使える
- サイズ:フリーサイズ
- おすすめ度:★★★★★
- 購入場所:水泳専門店、楽天、Amazon
ユーザーレビュー: 「ミズノの専用手袋を使ってから、一度も破れていません。着脱時間も半分になり、大会前の緊張も減りました」(高校競泳選手)
2. 一般的なナイロン手袋(薄手タイプ)
- 価格:500〜1,000円
- 特徴:
- コスパ最強
- 薬局やホームセンターで入手可能
- 洗って繰り返し使える(30回程度)
- 専用品と遜色ない性能
- 選び方:薄手のナイロン製、白色がおすすめ
- おすすめ度:★★★★☆
購入のコツ: 「園芸用」や「作業用」として売られている薄手のナイロン手袋が使えます。100円ショップでも購入可能。
3. ビニール手袋(使い捨てタイプ)
- 価格:100〜300円(100枚入り)
- 特徴:
- 使い捨てで衛生的
- 1回あたり1〜3円と超経済的
- 薬局、100円ショップで購入可
- 複数人でシェア可能(チーム利用に最適)
- おすすめ度:★★★☆☆
注意点: 薄すぎるものは破れやすいので、中厚手タイプを選びましょう。
着脱用グッズ比較
手袋の種類別 比較一覧
商品 | 価格 | 耐久性 | 使用感 | 入手性 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|---|
ミズノ専用手袋 | 1,500〜2,000円 | ★★★★★ (50回以上) |
★★★★★ (最適) |
★★★☆☆ (専門店のみ) |
★★★★★ |
ナイロン手袋 | 500〜1,000円 | ★★★★☆ (30回程度) |
★★★★☆ (良好) |
★★★★★ (どこでも) |
★★★★☆ |
ビニール手袋 | 100〜300円(100枚) | ★☆☆☆☆ (使い捨て) |
★★★☆☆ (薄い) |
★★★★★ (どこでも) |
★★★☆☆ |
スイムジャック(着脱補助ツール)
手袋と併用することで、さらに着脱が楽になるのが「スイムジャック」です。
スイムジャックとは?
高速水着の着脱を補助するための専用ツール。特に脚部分を通す際に、水着を引き上げる力を分散させ、生地への負担を最小限にします。
スイムジャックの特徴:
- 形状:
- プラスチック製の靴べら状の道具
- 長さ20〜30cm程度
- 先端が滑らかで生地を傷めない
- 使い方:
- 足を通す際、水着とスイムジャックの間に足を入れる
- スイムジャックが滑りを良くし、スムーズに着用できる
- 脱ぐ時も同様に使用
- 効果:
- 着脱時間が半分に短縮
- 生地への摩擦を最小化
- 特にふくらはぎ〜太もも部分で威力を発揮
おすすめ商品:
- アリーナ フィッティングスライダー
- 価格:800〜1,200円
- 特徴:アリーナ公式の着脱補助具
- 長さ:約25cm
- おすすめ度:★★★★★
- ミズノ スイムジャック
- 価格:1,000〜1,500円
- 特徴:ミズノ公式、滑らかな表面加工
- 長さ:約30cm
- おすすめ度:★★★★★
- 汎用プラスチック靴べら(代用品)
- 価格:100〜300円
- 特徴:100円ショップでも購入可
- 長さ:20〜25cm程度
- おすすめ度:★★★☆☆
ユーザーレビュー: 「スイムジャックを使い始めてから、着脱のストレスがゼロになりました。手袋と併用すれば、3分かかっていた着用が1分半に短縮。大会前の時間に余裕ができます」(マスターズスイマー)
手袋×スイムジャックの最強コンビネーション
手袋とスイムジャックを併用することで、高速水着の着脱は格段に楽になります。
推奨される使い方:
【着用時】
- 手袋を装着
- スイムジャックを水着の中に入れる
- スイムジャックを滑らせながら足を通す
- 手袋で水着を優しく引き上げる
【脱ぐ時】
- 手袋を装着
- 水着を優しく下ろす
- スイムジャックを使って脚から抜く
この方法なら、高価な高速水着を破るリスクをほぼゼロにできます。
撥水復活グッズ
前述のREBORNや撥水スプレーは、撥水性を維持するための必須アイテムです。
REBORN(リヴォーン)500ml
- 価格:3,500〜5,000円
- 使用回数:約10回分
- 効果:撥水性を10〜15回分復活
- 購入場所:水泳専門店、Amazon、楽天
- おすすめ度:★★★★★
撥水スプレー(繊維・布製品用)
- ロックタイト 超強力防水スプレー
- 価格:1,500円
- 容量:420ml
- おすすめ度:★★★★☆
- 3M スコッチガード
- 価格:1,200円
- 容量:345ml
- おすすめ度:★★★★☆
保管グッズ
水着専用ハンガー
幅広設計で肩部分に跡が付きにくいハンガーがおすすめ。
- MAWAハンガー(人体ハンガー)
- 価格:300〜500円
- 特徴:滑り止め加工で落ちない
- おすすめ度:★★★★☆
- 水着専用クリップハンガー
- 価格:200〜400円
- 特徴:複数の水着を吊るせる
- おすすめ度:★★★★☆
防湿剤
湿気の多い場所に保管する場合は必須。
- 備長炭除湿剤
- 価格:500〜1,000円
- 特徴:天然素材で安心、繰り返し使える
- おすすめ度:★★★★☆
- シリカゲル除湿剤
- 価格:300〜500円
- 特徴:強力な吸湿力
- おすすめ度:★★★★☆
収納ケース(持ち運び用)
プールへの持ち運びに便利な通気性のあるケース。
- メッシュポーチ
- 価格:500〜1,000円
- 特徴:通気性抜群、すぐ乾く
- おすすめ度:★★★★★
- 水着専用ポーチ
- 価格:1,000〜2,000円
- 特徴:防水・防臭加工
- おすすめ度:★★★★☆
修理グッズ
万が一の破れに備えて、手元に置いておきたいアイテム。
水着用修理シール
- CAPTAIN88 水着用補修布
- 価格:400〜800円
- 特徴:アイロン不要、貼るだけ
- おすすめ度:★★★★☆
- ニトムズ 水着補修テープ
- 価格:500〜700円
- 特徴:透明で目立ちにくい
- おすすめ度:★★★★☆
水着用接着剤
- セメダイン スーパーX
- 価格:500〜1,000円
- 特徴:柔軟性があり、水着に最適
- おすすめ度:★★★★★
- G17 接着剤
- 価格:800〜1,200円
- 特徴:プロも使用する強力接着
- おすすめ度:★★★★☆
伸縮糸(縫い直し用)
- ウーリースピンテープ
- 価格:200〜500円
- 特徴:伸縮性抜群、縫い直しに最適
- おすすめ度:★★★★★
メーカー・ブランド別の手入れポイント【ミズノ・アリーナ・スピード】
高速水着のメーカーごとに、素材や構造が微妙に異なります。各ブランドの特徴を理解して、最適な手入れをしましょう。
ミズノ GX・SONIC シリーズ
素材の特徴:
- ソニックラインシステム:特殊な凹凸構造で水流を制御
- ソニックフィットAC(Adherence Compression):筋肉に密着する高圧着設計
- 接着加工:縫い目を極限まで減らした接着技術
手入れの注意点:
- 接着部分の保護が最重要
- 熱湯は厳禁(接着が剥がれる)
- 脱水機の長時間使用もNG
- 乾燥機は絶対に使わない
- ソニックライン(凹凸部分)の洗浄
- 皮脂や汚れが溜まりやすい
- 指の腹で優しく押し洗い
- すすぎを特に丁寧に
- タイトなフィット感を保つ
- 強引な着脱を避ける
- 吊るして保管(折りたたまない)
公式推奨ケア方法:
ミズノ公式サイトでは以下を推奨しています。
- 使用後すぐに真水で洗い流す
- 中性洗剤で手洗い
- 陰干し
- 30度以下の水温
GX・SONIC特有のトラブルと対策:
- 接着部分の剥がれ → ミズノ公式修理サービスへ
- 生地の伸び → 着脱時に手袋とスイムジャックを必ず使用
- 撥水低下 → REBORNで復活可能
アリーナ アクアフォース シリーズ
素材の特徴:
- アクアフォーステクノロジー:水の抵抗を最小化する表面構造
- X-PYTHON(エックスパイソン):蛇の皮膚をヒントにした特殊繊維配置
- パワータイプとフレックスタイプ:泳法や体型に合わせた2タイプ展開
手入れの注意点:
- 表面のテクスチャーを守る
- アクアフォースの表面構造は撥水性の要
- こすり洗いは厳禁
- 押し洗いのみ
- カーボンケージ素材の扱い
- カーボン繊維配合モデルは特にデリケート
- 折り曲げに弱い
- 必ず吊るして保管
- パワータイプは特に丁寧に
- 強圧着モデルは生地が硬め
- 着脱時の破れリスクが高い
- 手袋とスイムジャック必須
公式推奨ケア方法:
アリーナ公式では以下を推奨。
- 使用後すぐに水洗い
- 中性洗剤または専用クリーナー
- 陰干し
- 塩素残留を防ぐために十分なすすぎ
アクアフォース特有のトラブルと対策:
- 表面構造の劣化 → 撥水スプレーよりREBORNが効果的
- カーボン部分の白化 → 正常な経年変化(性能に影響なし)
- フィット感の低下 → 買い替え時期のサイン
スピード(Speedo)ファストスキン シリーズ
素材の特徴:
- ファストスキンテクノロジー:サメの肌をヒントにした表面構造
- LZR Racer(レーザーレーサー):伝説の高速水着(現在は禁止モデル)
- ファストスキン LZR:現行の合法モデル
手入れの注意点:
- 独特の表面構造を保護
- ファストスキンの表面は特に繊細
- 柔らかいスポンジでの洗浄もNG
- 完全に押し洗いのみ
- ポリウレタン含有率が高い
- 他メーカーより塩素に弱い傾向
- 使用後の真水すすぎが特に重要
- 長時間の浸け置きは避ける
- 海外製品の品質管理
- 並行輸入品は品質にばらつきも
- 正規代理店品を推奨
公式推奨ケア方法:
Speedo公式では以下を推奨。
- 使用直後に真水で30秒以上すすぐ
- Speedo専用シャンプー使用推奨
- 絞らず、タオルドライ
- 陰干し、風通し良好な場所
ファストスキン特有のトラブルと対策:
- 表面のザラつき → 撥水性低下のサイン、REBORN使用
- 生地の硬化が早い → ポリウレタン劣化、買い替え検討
- 色褪せしやすい → 直射日光厳禁
よくある質問(FAQ)【高速水着の手入れQ&A】
高速水着の手入れに関して、よくある質問をまとめました。
Q1:高速水着は洗濯機で洗っても大丈夫ですか?
A: 基本的には手洗いが推奨されますが、洗濯機を使用する場合は必ず以下の条件を守ってください。
- 必ず洗濯ネットに入れる(できれば二重)
- 「手洗いモード」または「ドライコース」を選択
- 脱水は30秒以内に留める
- 他の洗濯物と一緒に洗わない
- 乾燥機能は絶対に使用しない
洗濯機使用時のリスク:
- 接着部分が剥がれる可能性
- 生地が伸びて型崩れ
- 撥水性の急速な低下
どうしても時間がない時の最終手段として考え、できる限り手洗いを心がけましょう。手洗いなら10分程度で完了します。
Q2:高速水着の撥水性はどのくらいで落ちますか?
A: 使用環境により大きく異なりますが、一般的には3〜5回の使用で撥水性の低下を感じ始めます。
撥水性が落ちると速度に影響する要因:
- プールの塩素濃度:高いほど劣化が早い
- 使用後のケア:真水すすぎの有無で2倍の差
- 洗剤の種類:柔軟剤を使うと一発で撥水性喪失
- 保管方法:湿気や直射日光で劣化加速
使用回数別の撥水性目安:
- 1〜3回:ほぼ新品同様(適切なケアの場合)
- 4〜7回:やや低下を感じるが実用レベル
- 8〜10回:明らかに低下、REBORNでの復活推奨
- 11回以上:大幅に低下、復活処理が必須
適切な手入れをすれば、10回以上撥水性を維持できることもあります。逆に、ケアを怠ると2〜3回で大幅に低下することも。
Q3:撥水性が落ちた高速水着は復活させられますか?
A: はい、可能です。主な方法は3つあります。
方法1:熱処理(低温アイロン・ドライヤー)
- 効果:★★☆☆☆(一時的)
- 持続:1〜3回分
- コスト:無料
- おすすめ度:応急処置として
方法2:撥水スプレー
- 効果:★★★☆☆
- 持続:3〜5回分
- コスト:1,000〜2,000円
- おすすめ度:コスパ重視の方に
方法3:REBORN(リヴォーン)などの専用トリートメント剤
- 効果:★★★★★(最強)
- 持続:10〜15回分
- コスト:3,500〜5,000円(10回分)
- おすすめ度:本格的に復活させたい方に
復活の可否を判断するポイント:
- 使用回数10回以内 → ほぼ確実に復活
- 使用回数15回程度 → 復活可能だが効果はやや限定的
- 使用回数20回以上 → 復活困難、買い替え検討
最も効果的なのは専用トリートメント剤(REBORN)ですが、コストや手間を考慮して選びましょう。大会直前なら、即効性のある熱処理も有効です。
Q4:高速水着が破れてしまいました。自分で修理できますか?
A: 破れの程度によります。
【小さな穴(5mm以下)】 ✅ 自己修理可能
- 水着用修理シールや接着剤で応急処置
- 修理時間:5〜10分
- 費用:300〜1,000円
- 耐久性:3〜5回の使用
【縫い目のほつれ】 ✅ 自己修理可能
- 伸縮糸で丁寧に縫えば使用継続可能
- 修理時間:15〜30分
- 費用:200〜500円(伸縮糸)
- 耐久性:10回以上使用可能
【大きな裂け目(2cm以上)】 ⚠️ メーカー修理または買い替えを推奨
- 自己修理は応急処置のみ
- メーカー修理:3,000〜5,000円、2〜3週間
- 大会使用は避けるべき
重要な注意点: 自己修理した水着は公式大会で使用できない場合があります。修理跡が目立つ場合や、接着剤を使用した場合は、事前に大会規定(FINA承認マークの有効性など)を確認してください。
修理か買い替えかの判断基準:
- 使用回数5回以下 → 修理推奨
- 使用回数10〜15回 → 状況次第
- 使用回数20回以上 → 買い替え推奨
Q5:高速水着の寿命はどれくらいですか?
A: 使用頻度と手入れ方法により大きく異なりますが、目安は以下の通りです。
寿命を判断する5つのサイン:
- 撥水性の完全消失(REBORNでも復活しない)
- 生地の伸び・フィット感の明らかな低下
- 色褪せ・変色が目立つ
- 複数箇所にほつれ・破れがある
- 生地が硬化してゴワゴワする
寿命を延ばすコツ:
- 適切な手入れで寿命は2倍以上に延びます
- 大会用と練習用を分ける
- 複数枚をローテーション使用
- 5〜10回ごとにREBORNでメンテナンス
適切なケアをすれば、上記の倍近く使用できることもあります。実際に、適切な手入れで30回以上使用しているスイマーも多数います。
Q6:高速水着を干す時、ドライヤーを使っても大丈夫ですか?
A: 基本的にはおすすめしませんが、条件付きで使用可能です。
❌ 通常の乾燥目的でのドライヤー使用
- 高温の熱風は生地を劣化させる
- 接着部分が剥がれる原因
- 生地が縮む可能性
✅ 撥水復活目的での短時間使用
- 「低温」または「冷風」設定
- 水着から30cm以上離す
- 20〜30秒程度の短時間のみ
- 一時的な撥水復活効果あり
推奨される乾燥方法:
- タオルドライで8割の水分を除去
- 陰干しで自然乾燥(8〜24時間)
- 風通しの良い場所を選ぶ
- 直射日光は避ける
急いで乾かしたい場合:
- 扇風機の風を当てる(30cm以上離す)
- 除湿機のある部屋で干す
- タオルドライを徹底する
通常の乾燥は必ず陰干しにし、ドライヤーは撥水復活の裏ワザとして使うのが鉄則です。
Q7:高速水着に柔軟剤を使ってはいけないのはなぜですか?
A: 柔軟剤は高速水着の撥水性を完全に破壊するためです。
柔軟剤がNGな理由:
- 撥水コーティングを覆ってしまう
- 柔軟剤は繊維に柔軟成分の膜を作る
- この膜が撥水加工を完全に塞ぐ
- 撥水性が一発でゼロになる
- 生地の伸縮性にも悪影響
- 高速水着の締め付け機能が低下
- 生地が柔らかくなりすぎる
- フィット感が失われる
- 復活が非常に困難
- 一度柔軟剤を使うと、完全に洗い流すのは困難
- REBORNでも復活しない場合が多い
- 実質的に買い替えが必要になることも
実際のトラブル事例: Yahoo!知恵袋では「柔軟剤を使ったら高速水着が水を弾かなくなった」という相談が多数。中には「1回の使用で撥水性が完全に失われた」という報告も。
使用すべき洗剤:
- 中性洗剤(おしゃれ着用)
- 水着専用洗剤
- 無添加石鹸系洗剤
柔軟剤は高速水着の最大の敵です。絶対に使わないようにしましょう。
Q8:使用後すぐに洗えない時、どう保管すればいいですか?
A: 理想は使用直後に真水で洗い流すことですが、難しい場合は以下の対処をしてください。
応急処置の手順:
- できるだけ早く真水ですすぐ
- プールのシャワーで30秒以上
- 水着を着たままでもOK
- 塩素を落とすことが最優先
- 水分を優しく絞る
- 引っ張らず、押し出すように
- タオルで挟んで押すのも効果的
- 絞る動作は避ける
- 通気性の良い袋に入れる
- メッシュバッグがベスト
- ビニール袋は絶対NG(湿気がこもる)
- プールバッグの外側ポケットなど、風通しの良い場所
- 帰宅後、速やかに本洗い
- 遅くとも3時間以内が理想
- 6時間以上放置すると劣化が加速
- 24時間以上の放置は致命的
タイムリミット:
- ✅ 3時間以内:ほぼ問題なし
- ⚠️ 3〜6時間:撥水性にやや影響
- ❌ 6時間以上:撥水性・生地に大きなダメージ
- ❌❌ 24時間以上:臭い・カビのリスク、撥水性大幅低下
絶対にやってはいけないこと:
- 濡れたままビニール袋に密閉
- 車内に長時間放置(特に夏場)
- プールバッグの底に丸めて放置
どうしても当日中に洗えない場合でも、真水ですすぐだけは必ず行いましょう。これだけで劣化速度が大きく変わります。
Q9:高速水着の着脱用手袋は本当に必要ですか?
A: 絶対必須ではありませんが、強く推奨します。
手袋が必要な3つの理由:
1. 爪による破れ防止
- 高速水着の破れの約80%は着脱時に発生
- 爪が引っかかると一瞬で裂ける
- 特に足首〜ふくらはぎ部分は破れやすい
- 2〜3万円の投資を守るには必須
2. スムーズな着脱
- 手袋を使うと滑りが良くなる
- 生地への負担が大幅に減る
- 着用時間が半分に短縮
- 大会前のストレス軽減
3. 清潔さの維持
- 手の皮脂や汚れが水着に付着しにくい
- 撥水性の持続につながる
- 衛生的
手袋が特に必要な人:
- 爪が長めの方
- 高速水着の着脱に慣れていない初心者
- 2〜3万円の高価な水着を使っている方
- 大会前に絶対に破りたくない方
おすすめの手袋:
- ミズノ フィッティンググローブ(1,500〜2,000円)
- ナイロン薄手手袋(500〜1,000円)
- ビニール手袋(100〜300円/100枚)
投資効果を考えれば、購入しない理由はありません。
Q10:高速水着の保管は吊るすべきですか?畳むべきですか?
A: 吊るして保管することを強く推奨します。
吊るし保管が最適な理由:
1. 折りジワを防ぐ
- 畳むと折り目が生地にダメージ
- 特に接着部分は折り曲げに弱い
- 折りジワから劣化が始まることも
2. 通気性を確保
- 湿気がこもらず、カビを防ぐ
- 臭いの発生を抑える
- 生地の劣化を遅らせる
3. 型崩れを防ぐ
- 生地の伸びを最小限に
- フィット感を長期間維持
- 撥水性も保たれやすい
吊るし保管の方法:
推奨ハンガー:
- 水着専用ハンガー(幅広タイプ)
- 人体ハンガー(MAWA)
- 通常のハンガー(幅3cm以上)
保管場所:
- クローゼット(風通し良好な場所)
- 湿度60%以下の場所
- 直射日光が当たらない場所
- 高温にならない場所(15〜25度)
やってはいけない保管方法:
- ❌ 畳んで引き出しに収納
- ❌ ビニール袋に密閉
- ❌ 湿気の多い場所(浴室近く)
- ❌ 高温の場所(車内、暖房器具の近く)
畳んで保管する場合の注意: どうしても畳む必要がある場合は:
- 不織布の袋に入れる
- 3ヶ月に1回は取り出して風を通す
- 除湿剤を一緒に入れる
- できるだけ大きく畳む(折り目を少なく)
長期保管する場合は、特に吊るし保管が重要です。シーズンオフの大会用水着などは、必ずハンガーに吊るして保管しましょう。
まとめ|高速水着を長持ちさせるための5つの鉄則
ここまで、高速水着の手入れ方法を詳しく解説してきました。最後に、最も重要なポイントを5つにまとめます。
鉄則1:使用後は必ず真水で洗い流す
塩素が高速水着の最大の敵です。プールから上がったら、できるだけ早く真水で30秒以上洗い流しましょう。
- プールのシャワーで即座にすすぐ
- 水着を着たままでもOK
- 帰宅まで3時間以上かかる場合は特に重要
- これだけで撥水性の持続期間が2〜3倍に
実践者の声: 「プールで必ずすすぐようにしてから、高速水着が2シーズン使えるようになりました。以前は1シーズンで買い替えていたので、コスト削減にもなっています」(高校競泳部顧問)
鉄則2:中性洗剤で優しく手洗い
洗濯機は最後の手段と考えましょう。手洗いなら10分で完了し、生地へのダメージを最小限にできます。
- ぬるま湯(30度以下)で押し洗い
- こすらず、揉まず、優しく
- すすぎを十分に(3回以上)
- 柔軟剤は絶対NG
時短テクニック: 洗面器に水と中性洗剤を入れて押し洗い2分 → すすぎ3回5分 → タオルドライ2分 = 合計10分で完了
鉄則3:陰干しで完全に乾燥させる
直射日光・高温は高速水着の大敵です。必ず陰干しで、風通しの良い場所で乾燥させましょう。
- 陰干し必須(直射日光NG)
- 平干しまたはハンガー干し
- 完全に乾燥させる(8〜24時間)
- ドライヤー・乾燥機は使わない
理想的な干し方: タオルドライで8割の水分除去 → 平干しネットで陰干し → 扇風機の風を当てる(オプション)
鉄則4:撥水性が落ちたら早めに復活処置
撥水性の低下を放置すると、復活が困難になります。3〜5回使用後、撥水性が落ちてきたと感じたら、すぐに対処しましょう。
- 5回使用後:撥水スプレーで軽くメンテナンス
- 10回使用後:REBORNで本格復活
- 15回使用後:再度REBORNまたは買い替え検討
復活処置のタイミング: 水滴テストで水が弾かなくなったら即対処。早ければ早いほど、復活の成功率が高くなります。
鉄則5:着脱は丁寧に、手袋を活用
高速水着の破れの80%は着脱時に発生しています。手袋とスイムジャックを使えば、破れのリスクはほぼゼロに。
- 着脱用手袋を必ず使用
- スイムジャックも併用すると完璧
- 爪は短く切る
- 焦らず、時間をかけて着脱
投資効果: 手袋(1,500円)+スイムジャック(1,000円)= 2,500円の投資で、水着の寿命が2倍以上に。実質的には20,000円以上の価値があります。
【最後に】高速水着は消耗品ではなく、投資です
高速水着は2〜3万円という高価な買い物。「消耗品だから仕方ない」と諦めるのではなく、「投資を最大限に活かす」という意識を持つことが大切です。
適切な手入れをすれば、高速水着は確実に長持ちし、常にベストなコンディションで試合に臨めます。この記事で紹介した方法を実践すれば、あなたの高速水着の寿命は2倍以上に延び、記録更新の強力なパートナーとなってくれるはずです。
今日から実践できること:
- プールから上がったらすぐに真水ですすぐ
- 帰宅後は中性洗剤で手洗い
- 陰干しで完全乾燥
- 着脱用手袋を購入する
- REBORNを手元に用意しておく
小さな習慣の積み重ねが、大きな違いを生みます。あなたの高速水着を最高のパートナーに育てましょう!
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4. 撥水スプレー(布製品用)
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5. 水着用修理シール
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高速水着が破れたらどうする?修理の基本
一般的な水着に比べて、特殊な素材で縫い目などのつなぎ目を極力無くした繊細なつくりのため、高価な反面、耐久性が悪く、正直に言ってコスパは良くありません。
しかし、タイムに関しては効果があるため、少しでも長持ちさせるためと交換時期を把握するため使用履歴を作成している選手もいます。
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水泳ではわずかなタイムで勝敗を分ける競技のため、高速水着の性能は非常に重要です。
しかし、その性能を保つために薄く繊細な素材を使用しているため、高速水着は破れやすいというデメリットも抱えています。
水着が破れた際には、まず冷静にその状態を把握し、適切な対応をとることが肝心です。

競泳用水着の破れ方による対応方法
高速水着の破れには大きく分けて「小さな穴が空いた」「縫い目が解けた」「大きな裂け目」の3つのタイプがあります。それぞれの破れに適した応急処置や修理方法を把握し、水着を長持ちさせましょう。
- 小さな穴が空いた場合
小さな穴が空いたり細かなほつれが生じた時、そのまま使い続けることで大きなダメージにつながる恐れがあります。
市販の水着修理用のシールや接着剤を使用して応急修理を行います。ただし、そのままの状態で公式なレースに使用することはルール違反となる可能性があるため注意が必要です。
修理用シールは、穴の周辺をきれいに拭き取り、乾燥させてから慎重に貼り付けることが大切です。接着剤使用時は、穴が完全に塞がるように丁寧に塗布しましょう。
指先や爪を立てず、水着を着脱する際は特に注意して扱うことで、小さな穴を防止することができます。 - 縫い目が解けた場合
縫い目が解けると、強度が低下し着用し続けることが困難になります。
近くの裁縫用品を取り扱う店舗やオンラインで入手可能な専用の糸で、解けた縫い目を手縫いで補修します。
補修にあたっては、元の縫い目に沿って丁寧に縫い、補強のために透明な糸を使用する方法もあります。ただし、縫い方が不適切な場合はさらなるダメージにつながる恐れがあるため、十分なスキルが必要です。
補修済みの水着でレースに参加する際はレギュレーションを確認し、公式大会の規定に則った修理がなされていることを確認しましょう。 - 大きな裂け目が生じた場合
大きな裂け目は自力での修理が困難であり、ある程度の損傷では買い替えを検討することが現実的かもしれません。
専門の修理業者に依頼して修理する方法がありますが、コストと時間を要する可能性があります。また、レースまでの時間が限られている場合は、練習用の予備の水着を準備する必要などが考えられます。
業者に修理依頼する際は、納期とコストを明確にしておき、早めに対応を依頼しましょう。
修理が不可能な場合は新たな水着への買い替えを検討しましょう。
最適なサイズの水着を選び、破損のリスクを軽減させるための適切な着脱法を身につけることが予防策として有効です。
自宅で出来る高速水着の修理方法
高速水着は競泳選手の大切なパートナーで、破損すると大変な問題が発生します。
特に大会前など緊急の時には、すぐに新しい水着を手に入れるのも難しいでしょう。
そのため、自宅で応急処置をして何とか使える状態にする方法を知っておくと重宝します。
応急処置のコツ
上記の記事でも紹介している通り、購入店や製造メーカー、または修理専門業者などのプロの処置が最善ですが、ご自身で補修する際は自己責任で行ってください。
破れや解れが発生し、繊細な水着の機能が落ちてしまうことが問題です。
糸を使用して手縫いで修理する方法や、接着剤を使った応急の方法が考えられます。
- 手縫い修理: 伸縮性のある糸を使い、元々の縫い目をトレースするように慎重に縫い合わせます。ただし、縫い目が分厚くなりすぎると水の抵抗になるため、縫い目は出来るだけフラットに仕上げることが大切です。また、縫い直しはあくまでも応急処置であり、レースでは利用しないほうが無難です。
- 接着剤を使った修理: 強度面に疑問が残りますので、お勧めはしません。
透明な布用接着剤やラバー用接着剤を選び、破れた部分に接着剤を塗布します。
その後、しっかりと圧着し乾燥させるまで動かさないようにします。
再び水着を使用する際には、接着部分が完全に乾いていることを確認してください。
水着を着用する際には、爪を立てずに丁寧に扱い、着用補助グローブなどを使用することで、繊細な素材のダメージを防げます。
高速水着の洗い方と日々のケア
高速水着は競泳時のパフォーマンスを高めるために設計されていますが、水着自体が非常にデリケートなため、適切な洗い方とケアが必要になります。
日常的な手入れをすることで水着の寿命を延ばし、いつもベストなコンディションで使用できるようにしましょう。
正しい手入れで水着の寿命を延ばす
日々の適切な手入れは、高速水着の性能を維持し寿命を延ばすためにとても重要です。以下の手順で正確にケアを行いましょう。
高速水着は、塩素や紫外線によるダメージが心配されるため、正しい方法で洗うことが非常に重要です。
使用後はすぐに冷たい水で軽くすすぎ、塩素を落とすことが大切です。洗剤を使う場合は、中性洗剤を少量使い、優しく手洗いを行います。
洗濯機を使用する場合でも、洗濯ネットに入れて洗うと、水着へのダメージを少なくできます。
しかし、できるだけ手洗いを推奨します。
絶対にしないでほしいことは強く絞ったり、熱湯で洗ったり、直射日光の下で乾かしたりすることです。これらは水着の劣化を早める原因になります。
乾燥させる時は形を整えてから陰干しし、通気性の良い場所で乾かします。
洗濯機の脱水や乾燥機能は使用しないようにしましょう。
水着の日々のケアでは、爪を立ててしまわないように気をつけることや、着用する際に強く引っ張らないよう注意することも大切です。
この他にも、着用補助アイテムを使うことで、水着を保護しながら快適に着用することができます。
日々の適切な洗い方とケアを心がけることで、高速水着を長持ちさせることができます。
これからも水泳が一層楽しくなるよう、お手入れを怠らずに行いましょう
高速水着における一般的なトラブルとその対策
高速水着を利用する際、適切な取り扱いを怠ったり、不適切な着用や保管をすると様々なトラブルを招いてしまいます。
したがって、正しい知識を持ち、適切なケアを行うことが大切です。
潜在的なトラブルとその対策方法について理解を深めることで、水着を長持ちさせることができます。
素材の劣化を防ぐコツ
高速水着は素材の性質上、通常の水着よりも劣化が進みやすい傾向にあります。
ここでは、高速水着の素材劣化を防ぐコツを紹介します。
高速水着に多く用いられるポリウレタン素材は、塩素や紫外線などの外的要因に影響を受けやすく、劣化のリスクが高まります。
プールの塩素や皮脂、日焼け止めによってもダメージを受けるため、使用後はすぐに水で洗い流し、中性洗剤を使った手洗いが推奨されています。
また、避けるべきなのは熱いお湯での洗濯や、直射日光下での乾燥です。
これらは水着の伸縮性を失わせる原因となり得ます。
水着の乾燥方法としては、形を整えた後に陰干しをすることが効果的です。
洗濯機の使用や脱水機の利用も、素材を傷めるため避けるべきでしょう。
適切な着方とは
高速水着のトラブルの中でも特に多いのが、着用時のダメージです。
正しい着方を学ぶことは非常に重要です。
高速水着は非常にフィットする設計がなされているため、着用には注意が必要です。
着る際には素早さよりも丁寧に行うことが重要で、特に爪を立てたり汗をかいた手で着ると、水着を傷める原因になります。
高速水着の着用に慣れていない場合は、装着アシストグッズの使用を検討すると良いでしょう。
さらに、脱道する際も同じく注意が必要で、急いで引っ張ったりする行為は避け、ゆっくりと慎重に脱いでください。
また、大会の前には必ず装着練習を行い、本番でスムーズに着用できるよう準備をしておくことも重要です。
まとめ
高速水着を利用するにあたり、日々の手入れが欠かせません。
素材の劣化を未然に防ぐためにも、特に塩素や紫外線から守ること、正しい洗い方と乾燥方法の実施、そして正しい着用方法に注意を払い、トラブルを回避しましょう。
これらの基本を守ることで、水着のパフォーマンスを保ち、長く愛用することが可能です。
高速水着に適したケアを日常的に行い、競泳を存分に楽しみ、自己ベストを目指しましょう。