歪み系コンパクトエフェクターの分析

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オーバードライブ?ディストーション?

歪みのエフェクターと言えば、オーバードライブとディストーションが代表的ですが、いつから登場しているのでしょうか?

一番最初に歪みを作るエフェクターが登場したのは、1960年代初期の頃、ダラスのファズ・フェイスではないかと言われています。

レコーディングで最初に使用されたのはローリング・ストーンズの「サティスファクション」だという事です。

もちろんアンプで作られる真空管の自然な歪みはそれ以前から活用されていたようですが、かなり音量を上げる必要があるため、会場の広さやバンドアンサンブルとのバランスから用途は限られていたようです。

また呼び名ですが、初期の頃はファズと呼ばれていました。単純な回路だったため荒々しいサウンドで、この過激さが人気となったのでしょう。

ディストーションの登場

その後ディストーションが登場しますが、ファズに比べ洗練されたキメの細かい歪みが特徴です。

またオーバードライブになると真空管特有のナチュラルな歪みの再現という事で、シミュレーションという見方もできます。

ブースターもアンプをオーバードライブさせることを目的としているためオーバードライブの一種だと考えます。

ただ、〇〇のパーツを使ったとか、回路系統が決まっている訳ではないので、メーカーや作者による名称などで分けられています。

オーディオ機器との違い

オーディオでは歪みはノイズと捉えられるために、よりクリアに音を伝達、再現することが求められます。

一方でギターアンプでは歪みは広い会場のためボリュームを上げていった時に偶然生まれたものを先人達が気に入り、歪みを作るための試行錯誤でエフェクターが出来上がったのです。

エフェクターの名器と特徴を紹介 、ヴィンテージエフェクター

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MXR DISTORTION+
名器と呼ばれる本格的ディストーションの第1号機でのちに発売される国産モデルにも大きな影響を与えます。

特徴はシンプルなコントロールでもかなり強力な歪みを作ることができ、ランディ・ローズも使用していたことでも有名です。

BOSS OD-1
BOSSのコンパクトエフェクター第1号機で世界初のオーバードライブでした。このモデルに採用されたノウハウは現在でも継承されています。

例えばノイズ発生のない電子スイッチ、LEDインジケーターの採用などサウンドだけでなく細部の完成度の高さも評価されています。

1977年から1985年まで生産され、プロミュージシャンにも愛用者は多くいました。初期のモデルは今でも高値が付いており、今でも需要の高いモデルです。

エフェクター

Ibanez TS-808
こちらも日本製のオーバードライブですが、OD-1同様代表的なエフェクターです。

ピッキングの強弱によって歪みの量がコントロールできる、いわゆるクランチサウンドが気持ちいい代表的なモデルです。

後継機のTS-9も愛用者が多く、スティーヴィ・レイ・ボーンのサウンドは代表的です。(808から10まで全て所有して、使用していたようです。)

第3期のTS-10になると
コーラス、ディレイなどとの相性も良く、先の2台の影に隠れてしまいがちですが、こちらも根強い人気機種です。

このチューブスクリーマーは再生産モデル、モディファイされたモデルと多彩なバリエーションがあり、現在でも入手が可能です。

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Proco RAT-1
一世を風靡したアメリカン・ディストーション。

FILTERコントロールにより幅広いトーンのディストーションが楽しめるモデルでジェフ・ベックの使用でも有名です。

ノイズの少なさも人気の秘密でした。


Marshall The Guv’nor
ギターアンプで有名なマーシャルが発表したオーバードライブでアンプ同様のコントロールがいかにもアンプメーカーと言ったところで、サウンドもハムバッカータイプのピックアップとの愛称が良く王道のサウンドが体験できるモデルです。
現在も歪みの異なるタイプ、よりコンパクトなモデルなどが発売されています。

隠れた名器たち
BOSS OS-2
チューブアンプを歪ませて得られる、ファットでウォームなオーバードライブと高音域を多く含んだ過激なディストーションの両方を楽しむことが出来、この2系統の歪みをブレンドすることもできるので、オールラウンドな歪みが得られます。

エフェクター

BOSS MT-2
コンパクトエフェクターでありながらLEVEL、DISTORTIONに加え3バンドイコライザーが搭載された力作で、2段階アップのハイゲインが得られるので、ザクザクと深いディストーションから、MIDDLE FREQで効果的にサウンド・ニュアンスをコントロールして幅を広げるサウンドメイクが可能。

Ibanez TS-5
チューブスクリーマーの回路を踏襲しつつも改良が加えられています。
サウンドタンクシリーズという外観を丸みの帯びた可愛いデザインに変えたつもりだったのでしょう。しかし通称ゴキブリと言われてました。4種類の歪みエフェクターがラインナップされてましたが、1番人気はこのTS-5でした。基盤もTS-9に近い設計に戻され、巷では見た目のチープさ(初期モデルは金属製の筐体でしたが、途中からプラスチック製に変わってしまいました。)から低音が無くなって・・・などという声がありましたが、ブースターとして使っていたのであまり気になる程ではなかったと記憶しています。その後ノイズが気になり、新たに再生産のTS-9を購入し、同様の使い方で使用しています。

Maxon  OD-02
コントロールツマミが5つ、多彩なサウンドキャラクターと幅広いレンジでPHASEのコントロールで音色が大きく変わるのが特徴で、強烈な個性を出すことが可能。また外部スイッチでのON/OFFも可能。
TONEは突き刺さるようなソリッドサウンドからワウをミドルで止めたブーストサウンドまで作ることが出来る優れものでした。

Guyatone HR-2
コストパフォーマンスの良さと、シンプルなコントロールで70年代のハードロックのディストーションが得られる。高音が少し削られてしまうのが特徴ですが、ウォームな歪みが簡単に得られることから、初心者から上級者にも愛用者がいました。

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