Experience Fuzzを見つけました。
Spanish Castle Magic
このエフェクターは買った記憶こそあるものの、長い間実家で眠っていたままになって、存在を忘れていたため、デッドストックになっていたものです。
無地の白箱と取扱説明書は英文の1枚ものだけですし、
20年以上は経過しているようですが、スタジオに持っていくと、スタッフの方が興奮気味にこのエフェクターの解説をしてくれました。
マーブル塗装のないものを所有しているらしく、Spanish Castle Magicのファズトーンが出せる、ハンドメイドエフェクターで、ローノイズで60年代のファズの音から独特なファズフェイス、ビッグマフなどの音までカバーできるもので、、、と色々ウンチクを語ってもらいました。
購入当初はジミヘンドリクスの音にハマっていたわけでは無く、ファズを持ってなかったので、楽器店でいくつか試した中で気に入ったものを買ったのですが、いつか使うだろうとしまっていたものの、何故実家にあったのかは思い出せません。
9V電池をセットしようと裏ブタを開けてみると、手作り感のあるワイヤーのごちゃごちゃ感や手書きの数字など明らかに最近のものとは違う感じがいいですね。
電池交換でうっかりワイヤーを引っ掛けてしまわないように注意が必要です。
音出ししてみて
Prescription Electronics Inc. プレスクリプション・エレクトロニクス・インク Yardbox ファズ 【国内正規輸入品】
肝心な音ですが、なかり豪快に歪みます。
ノイズはほとんど気にならない程度ですが、VOXワウ、空間系エフェクターと一緒に使えばかなりジミ・ヘンドリクスのコピーは出来るのではないかと思います。
確かに他のFAZZには出せない音があり、まだ使いこなせて無いのですが、今では常に持ち歩くエフェクターとなってます。
気をつけないとマニアックが過ぎて、バンド内でブーイングが起こる事もあります。特にピッキングのニュアンスがなくなるようなセッティングにすると・・・
ジミ・ヘンドリクスのサウンドを意識した太い伸びやかなFUZZ、OCTAVE、SWELLで過激な歪みまでコントロールでき、FUZZFACEやOctaviaの60年代のサウンドが再現できます。
自分の好みでは、Fuzz を適度に使ったエリック・ジョンソンのサウンドを意識したトーンがお気に入りです。
なかなか難しいのですがFuzz の音はしっかりと出しながら音を完全にはつぶしたくない。
この辺りのさじ加減は、他のエフェクターでいろいろと苦労してきたので助かります。
もちろん現在でも通用するクオリティーでノイズが少なく、ガリもなく、メンテナンス無しでこのまま使えそうです。
9V乾電池も使えますのでアダプターの持ち歩きの心配もなくて良いですね。
ただケーブルは良いものを使った方が良さそうです。
安物のケーブルでは線が細く、潰れた感じがありましたがモンスターケーブルに変えてみると太くキメも細かくなりましたが、他のメーカーの物も試してみる価値がありそうです。
先程のスタッフから最後に「譲ってほしい」と言われましたが、譲りません。
購入時にはそれほど感じてなかった面白さを暫く楽しめそうです。
古いものなので劣化が気になっていたのですが、そんな心配をよそに新たな発見があり、なかなか質の高いFUZZサウンドが楽しめます。
現在、ロジャー・メイヤーのオリジナル回路のClassic Fuzzが発売されていますので、弾き比べをしたいところです。
織田哲郎氏所有の同モデルをRicky氏が試奏
YouTuberギタリストのリッキー氏の動画に同モデルが登場しています。(18分30秒ごろ)
YouTuberギタリストのリッキー氏がミュージシャンの織田哲郎氏のスタジオにてヴィンテージギターを弾かせてもらうという企画ですが、後半、大量のエフェクターの中から「これは最高だよ」と絶賛しています。
リッキー氏の試奏も聴けます。
初期モデルは1台1台、マーブル塗装を手作業で行っていますので、色具合は違いますが、私の所有する本機と同様、初期モデルであることが分かります。
CBS/ARBITER LTD / 1970s Fuzz Face
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