ジョー・サトリアーニのトリオ編成でのソロアルバム。1992年の作品
速弾きやタッピングなどテクニカル系ギターリストが次から次へと登場した1980年代の終焉と共にテクニックを売りにしていたギターリストはドンドン淘汰され、音楽家として基本に立ち返るかのように曲、メロディで勝負する時代に移り変わっていく時代です。
もちろん、「グランジ」など1990年代に流行ジャンルも登場しましたが、現在ではハードロックのなかの1つのような存在です。
そんな中、ジョー・サトリアーニ自身最高傑作と言い切る自信作「THE EXTREMIST-極-」の使用機材を紹介します。
この作品はインストゥルメンタルアルバムになっており、唯一「CRAZY」のみボーカル入りですが、この曲はビートルズのレコーディングでお馴染みの「アビーロード・スタジオ」での録音のため一風変わったサウンドになっています。
下の使用機材を見ながらアルバムを聴いてみると新しい「音の発見」がきっとあると思います。
前作「フライング・イン・ア・ブルー・ドリーム」とは対照的な作品
前作「フライング・イン・ア・ブルー・ドリーム」は18曲、60分を超える”大作”といった趣のアルバムで、実験的な要素も多く、ややマニアックな印象の作品でした。
時代も移り変わり、今までと違うアプローチの作品が出来上がりました。
今回の3ピースバンド編成での作品は、ジョー自身の憧れでもあるジミ・ヘンドリックスとクリームの「緊張感」のあるサウンドを見習ったかのような、メンバー同士のパフォーマンスが非常にスリリングで聴いていて楽しいサウンドに仕上がっています。
THE EXTREMIST使用ギター
- ERECTRIC GUITAR
Ibanez JS(ジョーサトリアーニモデル)1 WH(ホワイトカラー) リード メインで使用
AEROFOIL SHAPEと言われる6弦側の厚みが薄いシェイプで材質はバスウッドに メイプルネックのローズウッド フィンガーボードで22フレット。
ピックアップはフロントがディマジオ”PAF PRO”リアがディマジオ”FRED”トレモロはフロイドローズタイプの”LO-PRO EDGE”
Ibanez JS 6 リズム メインで使用
ボディシェイプ、ピックアップはJS 1 WHと同じ仕様ですが、ボディ材がセンター合わせの2ピースマホガニーでオイルフィニッシュ。
トレモロレスのブリッジで弦をボディ裏から通すタイプです。他のJSモデルと比べても一目で分かるインパクトのあるモデルです。
Ibanez JS 1BK(ブラックカラー)
JS 1 WHと同じ仕様
Ibanez JS 2 CUSTOM SILVER(シルバーカラーの鏡面仕上げ)
JS 1 WHと同じ仕様
FENDER エスクワイア 1958年製 リズムギターで使用
リッケンバッカー 12弦モデル
Ibanez ストラト・レプリカ・カスタム(No.54) - ACOUSTIC GUITAR
GIBSON ハミングバード
GIBSON チェット・アトキンス・モデル 「ティアーズ・イン・ザ・レイン」で使用
ドブロ マンドリン
バンジョー6弦 ナッシュビルチューニング
EFECTS 使用エフェクター
イーヴンタイド ”H-3000″
レキシコン ”プライムタイム”
クライベイビー
AMPLIFIERS 使用アンプ
MARSHALL 1969年製、100Wヘッド+スピーカーキャビネット2台
MARSHALL 100Wヘッド(ダグ・アルドリッチ所有)
メサ・ブギー ”DUAL RECTIFIER” 主にリードパートで使用
ソルダーノ
ピーヴィー”5150”