知っておくべきギタリストの専門用語辞典 

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ギタリストの専門用語辞典
ギターのアウトプット、ギターアンプの入力、電子楽器やオーディオなどの入出力の単位はオームΩで表されるインピーダンスというものがあります

信号を出す側が出力インピーダンス、受ける側が入力インピーダンスがあります。

インピーダンスのマッチングとは


 

ロー出し、ハイ受け と言うのを聞いたことがあるかもしれませんが、入力インピーダンスは必ず出力インピーダンスと同じかそれ以上でない。

もし入力側が出力側より低いとどうでしょう。

レベルが下がってしまったり、音質が変わってしまいます。これをミスマッチングと言います。

ここで覚えておきたいのは、エレキギターは高い出力インピーダンス(ハイインピーダンス)だということです。

キーボードなどは10KΩ以下と低く、ギターは500KΩ以上で、マッチングさせるためにはエフェクターやアンプなど受け側の入力インピーダンスは1MΩのように大きくなっています。

ここに入力インピーダンスが20KΩなどのミキサーのライン入力にギターを繋いだ場合、ミスマッチによりレベルが下がって音質も変わり、めちゃくちゃになってしまうのです。

ただし、プリアンプを内蔵したエレアコなどアクティブタイプは低いインピーダンスとなっています。

よってノイズの影響を受けにくい構造になっていると言えます。

ハイインピーダンスである為は困った事もあります。

例えばケーブルの抵抗があり、信号が長い距離伝わると劣化(レベルが低下、音質の変化)が起こったり、照明や外部ノイズを拾い易くなるという事です。

バッファーアンプとは

そこで必要なのはハイインピーダンスをノイズに強い、音質劣化の少ないローインピーダンスに変える必要があります。その働きをするのがバッファーアンプです。

これはインピーダンスの変換が目的で、プリアンプやパワーアンプなど増幅させる物とは働きが違うので別物として理解して欲しいのです。

バッファーアンプの使用方法

前の項でも説明した通り、バッファーアンプはアンプとは違う為、エフェクターやフットコントローラーなどの回路として内蔵されていると考えて下さい。

当然音質劣化やノイズ対策にはエフェクターの先頭にあるのが望ましいのですが、最近ではトゥルーバイパス方式や敢えてアンプに直接繋ぎ、余計な回路を省くなど機材の進化とともに考え方も次第に変化しています。

エフェクターのスイッチ

バッファーアンプはエフェクターのスイッチに 関係していると考えていいでしょう。

①電子式スイッチ
多くのエフェクターに採用されており、始まりは1977年のBOSS OD-1でした。
耐久性に優れている。
電子スイッチにはFETと言われる素子を使い、信号を繋ぐ、切るの動作をしている。
信号をロー・インピーダンスにする必要があるため、入力部にバッファー・アンプが組まれ、また出力用にアンプ回路があり、出力インピーダンスは低いのでバッファーアンプと同様の結果が得られる。

回路図
バッファーアンプ搭載。
スイッチの耐久性も高い

しかし、図のようにエフェクトをOFFにしても2つのアンプ回路を通っていることになります。
(バッファーアンプと出力アンプ)

これがエフェクター1台程度であれば音質の劣化は気にするほどではなさそうですが、

例えば5台を直列で繋いでいる場合だと合計10個のアンプ回路を通ることになり、音質にも影響が出ていることに気が付くでしょう。

機械式スイッチ

1960年代後半、ブースターやファズといったエフェクターの出現と共に使われていた方式で、シンプルな構造となっている。

回路図
切り替えノイズが発生する。
入力負荷インピーダンス

OFFの時は信号をそのままダイレクトに出力するか、ONの時はエフェクト回路を通るかの違いというシンプル設計。

しかし、機械式のスイッチの耐久性に問題があることが多く、ON/OFFの切り替えノイズが大きいという問題も加わる。

そしてインピーダンスの問題も発生することになる。

エフェクトOFFの状態でもギターからの信号は常にON/OFF両方の回路に繋がっている為、入力インピーダンスが発生することになる。

これもエフェクターが1~2台であれば問題ないのですが、台数が増えるとインピーダンスが下がっていき、ミスマッチを起こし音質劣化・・・ということになるのですが、これを防ぐにはバッファーアンプか電子式スイッチを最初に入れるといいでしょう。

トゥルーバイパス方式

ここ数年、標準化と言っても過言ではない方式となっているのがこのトゥルーバイパス方式です。
ギターの原音にこだわり、音質劣化の原因を排除し、エフェクトOFFの時はダイレクトな信号を実現する構造です。

回路図
エフェクト回路を通ってなければバイパス状態に。
ただ、音の途切れなどの心配もある。

プロギタリストが改造したエフェクターやカスタムメイドのエフェクターが使用されていることから広がってきました。

この方式はその名の通り、回路をバイパス状態にしてダイレクトな出力を可能にする方式です。

2回路の3PDTというスイッチを利用し、OFFの時は信号は完全に回路から切り離すことで音質の劣化を防いでいる。

ただこれにも問題点はあり、ON/OFFの切り替え時に一瞬信号に途切れが生じる。

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